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現役タクシードライバーが推奨、お客さまを乗り物酔いさせないブレーキ法とは?

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新人ドライバーの田中さん

どうしても、信号で止まるときにギクシャクしてしまう。
接客以外でも、お客さまに満足してもらえることはできないかな?
酔っぱらって乗ってきたお客さまに、吐かれないか心配だ…。

このようなことを、考えたことがあるドライバーの方に、このページは参考になります。

ぜひご覧ください。

ブログの筆者について

トモ

  • このブログの管理人(現役ドライバー)
  • タクシー運転手歴6年
  • 無事故4年以上
  • 運行管理資格保持(内勤1年経験)

Twitterアカウント(@shota_thanks)

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そもそもブレーキ操作って重要?

こんにちは、このブログを運営しております、しょうたです。

私は現役タクシードライバーで、タクシードライバーになって4年ですが、現在黒塗りのタクシーで乗務しています。

黒塗りのタクシーに乗るようになって、企業や高級飲食店からVIPを送迎するための注文が入るようになりました。

私がこれまでの4年間タクシードライバーをやってきて感じていることは、お客さまは運転手以上にタクシードライバーの運転操作に敏感だということです。

急な加速、急なブレーキ、急なハンドル操作をすると、お客さまに強いGがかかってしまい、不安感を与えてしまいますよね?

中でもブレーキ操作は、お客さまの安心感に繋がるほか、安全運転のためにも大変重要です。

夜営業をしているタクシードライバーの方は、酔っぱらって乗ってきたお客さまに、タクシーの中で吐かれたということは誰にでもある経験だと思います。

ブレーキ操作が上手くないとブレーキを踏むたびに車が前後に揺れて、酔っぱらっているお客さまは簡単に気持ち悪くなってしまうでしょう。

なので、タクシードライバーの営業にとって、ブレーキ操作は大変重要だということができます。

前の車と適切な車間距離を保つ

ここでは一般道路での車間距離について説明していきます。

適切な車間距離とはなんでしょうか?

結論から言うと、私はタクシーでは「3秒ルール」を推奨します。

ドライバーが危険を認知して車が止まるまでには、空走距離と制動距離というものが存在します。

空走距離とは、ドライバーが危険を認知して、ブレーキを踏みこんで効きはじめるまでに車が走ってしまう距離のことですね。

制動距離とは、実際にブレーキが効きめてから止まるまでの距離を言います。

この空走距離に制動距離が足されたものが、停止距離になるのです。

もしも、この停止距離に対して、車間距離が短かったら、ブレーキが間に合わず車は追突してしまうことに…。

ちなみに県警や自動車学校では、車間距離をとる目安として、「2秒ルール」を推奨していることが多いようです。

この「2秒ルール」とは、前の車と2秒間分の距離をとることを言います。

私はタクシーに関しては「3秒ルール」のほうが適していると、冒頭でお伝えしました。

「2秒ルール」でも安全面では問題はないかもしれませんが、「3秒ルール」ほうが、ブレーキが強くなってしまうことが少なく、安全と快適さが求められるタクシーには適しています。

先の信号や、周りの車の流れを把握する

タクシーは先の先の信号まで見ていなければならないと、新人の頃に教えられました。

先の先の信号を把握していると、営業面、安全面、乗り心地の面と色々な面で役に立つのです。

具体的には、先の先の信号が見れていると、目の前の信号が赤になるタイミングを事前に予測することができ、早いタイミングでブレーキをかけることができるんですね。

早いタイミングでブレーキをかけることができると、ブレーキペダルを踏みこむ量が少なくなり、より弱いブレーキ力で停止線で止まることが可能に。

周りの車の動きや流れを把握することに関しても同様なメリットがあります。

例えば、自分の前の前の車が、ブレーキを踏みブレーキランプがつくと、それを見た自分の前の車が、ブレーキを踏むことが予想できるんですね。

なので、このように自分の前の前の車の動きまで見れていると、自分の目の前の車の動きを予測することができ、余裕のあるブレーキ操作が可能になります。

前の前の車の動きは、目の前の車のウィンドウガラスが透けていると、そこから見ることができるので、試してみて下さい。

もちろん前の前の車ばかりに集中してしまうと、目の前の車の注意がおろそかになり危ないので注意が必要ですよ。

私がお伝えしたいのは、急ブレーキにならずより弱いブレーキで対処できるようになるためには、より広い範囲の様々な状況を見ておく必要があるということです。

ここに関しては、ある程度の練習や経験と運転スキルが必要になりますが、普段からこのようなことを意識しておくことで、少しづつ出来るようになってくるでしょう。

かかるGを最小限にするブレーキ操作

信号が赤になり停止する際に、信号が変わるタイミングを事前に予測して早いタイミングでブレーキをかけることが出来れば、より少ない量の踏み込みで止まることができることは、前項で説明しました。

これに加えて、ブレーキを踏み始めから止まるまで、踏み込む力を一定にすることが出来れば、かかるGが最小限になり、快適性倍増です!

具体的に説明すると、信号が赤になりブレーキを踏むときに、踏み込みの量を、この踏み込みの量だったらずっと一定の量で止まれるということを、イメージしてブレーキを踏んでください。

最初はある程度トレーニングが必要ですが、慣れてくると普通に出来るようになってきます。

これができていれば、赤信号で止まる際にブレーキによってかかるGが一定で最小限になるので、乗っているお客様の体が前へ後ろへと振り動くことがなく、より快適に乗って頂くことができるでしょう。

スタート時のアクセルの踏み方にも注意する

最後にアクセルの踏み始めについてですが、せっかくブレーキングに気を使っていても、ここが出来ていないと出発のときの乗り心地が悪くなってしまいます。

停車と発車両方気を配りましょう。

具体的には、赤信号で停止している状態から、今度は信号が青に変わり発車するときに、アクセルの踏み始めは出来るだけアクセルペダルを浅く踏み、徐々に深くしたほうが、お客様にかかるGが少なくすみます。

加速の際もふんわり加速を意識して、踏み込むアクセルペダルの量を一定にすると、均一にスムーズに加速させることができるので、試してみてください。

まとめ

私は今日お伝えした内容を、新人のときから現在でも意識して運転をしています。

乗務のときには、急いでいるお客様とそうでないお客様関わらず乗り心地の良さを褒めて頂くことも頻繁にありますし、この記事を書いている現時点では、ここ2年間無事故です。

最後までご閲覧頂きありがとうございました。

トモ
【経歴】大手アパレルからタクシードライバーへ転職。ドライバー歴6年。転職経験5回。運行管理者資格あり【発信内容】タクシー業界が気になるかたにむけて、タクシードライバーの仕事内容、待遇、体験談など、分かりやすくお伝えしていきます。
当ブログは、原則リンクフリーです。引用する際は、出典元の明記とリンクをお願いします。
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