
(この記事は、2020.10.11に公開されました。)

「タクシーに転職する方法が知りたい」
「未経験でもタクシーに転職できるかな?」
目次
この記事を読むと分かること
- タクシーに転職するための具体的な方法がわかる。
- タクシーへの転職を成功させるために必要なことが分かる。
この記事の信頼性

この記事を書いている私は、タクシー運転手になり5年目です。
タクシー運転手になるまえの私は、アパレル販売員をやっていて未経験でタクシー業界に転職しました。
現在は黒塗のハイクラスタクシーの運転手として乗務しています。運行管理者の資格も取得しています。
この記事では、実際にタクシーに転職した業界5年目のわたしだからこそお伝えできる、他の転職サイトには書かれていないような情報を解説しています。
タクシー運転手は未経験でもなることができる

タクシー運転手には未経験でもなることができます。
わたし自身も未経験の状態でタクシーに転職しました。わたしが所属する会社のドライバー達は、ほとんどが未経験でタクシーに転職してきていますね。
タクシー運転手になるために必要な2種免許は、タクシー会社に入社するときに会社が取らせてくれます。2種免許を取得するために必要な費用も会社が負担してくれることが多いでしょう。
また未経験でタクシーに転職する人は、地理が分からない方がほとんどでしょう。
わたしも転職するときは、地理がほとんど分かりませんでした。
タクシー会社では通常、入社後の研修期間で地理を勉強することができます。新人が一人で乗務し始める前に、基本的な地理がたたきこまれるわけですね。
タクシー運転手として身につけなければならない地理の知識は膨大です。
とても研修期間中に全てをマスターすることはできませんが、道が分らなくてもお客さまに教えて頂くこともできます。
研修期間中には、お客さまに怒られないで道を聞く方法や、タクシーで用いる機材の操作なども習得することに。
なので、未経験でもタクシー運転手になることができるのですね。
寮があるタクシー会社もある

タクシーでは、寮を備えた会社もあります。
タクシー業界では、人材不足が慢性的に続いていて、わたしが所属するタクシー会社の採用担当者は、県外まで直接出向いて他県の人を自社に引っ張ってきて採用しているくらいなのです。
この為に、他県から単身者が転職してきても困らないように、寮が備えられているわけです。
寮に住めれば、一般のマンションなどに住むよりも安いため、生活費を抑えることができます。
転職直後でお金がなくても、生活できるようにと考えられていることは、タクシー業界ならではの懐の深さですね。
タクシーに転職する方法

この記事では、実際にタクシーへ転職をした私の実体験に基づいて、タクシーに転職する具体的な方法を解説しています。
では、タクシーへの転職を成功させるためにはどのように行動すればよいかを、これから順番に解説していきますね。
タクシーでどれだけ稼ぎたいかを明確にする

転職するタクシー会社を考える際に、自分がどれだけ稼ぎたいかを明確にすることが非常に大切です。
なぜかと言うと、タクシー運転手の給料は歩合制が基本になっているからです。
あなたと家族が生活していくためには、どれだけの収入が必要なのか、将来に備えての貯金を月々どれだけしたいかなどを考え、目標の年収を明確に決めましょう。
わたしもタクシーに転職したときは、そこからスタートしました。
タクシー会社の平均年収を調べる

タクシー会社によってや、働くエリアによって平均年収が異なりるため、タクシーの会社の平均年収を調べてみましょう。
平均年収はタクシー会社のホームページ上で公開されていることもありますね。
わたしがオススメする方法は、タクシー専門の転職サイトに登録する方法です。
タクシー専門の転職サイトに登録するメリット
転職サイトを利用するメリットは、たくさんあるタクシー会社の中から、より自分にあった条件のタクシー会社を選択できることです。
タクシー転職サイトを使わずに一つ一つタクシー会社のサイトを自分で確認する方法もありますが、その方法だと情報収集して会社を選ぶまでに時間がかかり、せっかくの好条件の求人を逃してしまうかもしれません。
タクシー専門の転職サイトに登録する

タクシー専門の転職サイトに登録するメリットはお分かり頂けたかとおもいます。
わたしがオススメする、タクシー専門の転職サイトはこちらです。サイトの特徴をまとめてみました。リンクも貼っておきますね。わたしもこのサイトに登録しています。1分くらいで無料エントリーできますよ。
こちらの転職サイトの強みは2つあります。
ひとつめは、タクシー業界に熟知した転職コンサルタントがいることです。転職コンサルタントが、転職で不安なことを何でも相談に乗ってくれます。入社後についても、しっかりと稼げるようになるまでアフターフォローしてくれるので、安心して転職することができますね。
そして、二つめの強みは、タク Qから応募して入社した際には、最大30万円の入社祝い金がもらえます。地方から上京してタクシーに転職されるかたなど、転職には何かとお金がかかるので、大変ありがたいシステムだと思います。

どの勤務形態で働きたいかを決める

タクシー会社を選ぶことと同じくらい重要なことが、どの勤務形態で働くかを決めることです。
タクシー運転手の勤務形態は主に4つあります。
- 昼勤→早朝から夕方までの勤務
- 夜勤→夕方から早朝までの勤務
- 昼夜勤→昼勤と夜勤が週ごとに入れ替わる勤務
- 隔日勤務→一回の勤務が20時間くらいで、勤務した次の日は休み
ざっくりとですが、こんな感じです。
勤務形態によって、平均年収が変わります。平均年収が高い順に並べますね。
- 夜勤
- 隔日勤務
- 昼夜勤
- 昼勤
夜勤は22時以降の割増し料金があることや、比較的長距離のお客さまの比率が高いため、稼ぎやすいです。
隔日勤務と昼夜勤の平均年収に関しては、あまり差はないと考えています。昼勤の平均年収がいちばん少ないでしょう。
ここで説明している平均年収は、あくまでも平均なのでドライバーのスキルや、会社やエリアによって変わってきます。
ここで私がいちばんお伝えしたいことは、会社を選ぶさいには、その会社のそれぞれの勤務形態の平均年収と、自分が希望する年収を照らし合わせることが大切だということなのですね。
自分が希望する年収を考えると、おのずと選ぶべき勤務形態が見えてきます。ただ、平均年収だけで勤務形態を決めてしまうと、勤務時間が体に合わなくて続かなくなるので、年収と体と両方を考えることが大切です。
先ほどご紹介した、転職サイトでしたら、希望年収を実現するためにどの勤務形態を選べばよいかも相談できるでしょう。
タクシー運転手の勤務形態についてもっと詳しく知りたいかたは、こちらからどうぞ。
タクシーへの転職に対して不安に感じていることを挙げてみる

タクシーへ転職する際に、タクシー運転手の仕事に対して不安に感じていることを、整理しておくことが大切です。
不安点が解決しないままタクシーに転職したところで、転職は成功しないですよね。
ちなみに、私がタクシーに転職するときに不安に感じていたことは、次のとおりです。
- タクシーで、自分が希望する年収が稼げるか
- 地理が分からない方向音痴でも、タクシー運転手が務まるか
- 事故や犯罪にあうリスクについて
わたしははじめ、このような不安を抱えていました。
タクシーへ転職するときにわたしが不安に感じていたことについては、別の記事で詳しく説明しています。気になるかたはこちらからどうぞ。
気になるタクシー会社の面接を受けてみる

気になるタクシー会社があったら、まずは面接や会社説明会を受けてみることをオススメします。
これはわたし自身が、タクシーへの転職を決めかねていたときに、気になるタクシー会社の面接を受けてみて感じたことです。
面接や会社説明会に参加する=入社決定ではありません。
まずは気軽に、面接や会社説明会に参加してみましょう。
タクシー会社の面接を受けるメリットは次のとおりです。
- タクシーへの転職で不安に思っていることを聞くことができる。
- 採用担当者を通して、そのタクシー会社の雰囲気が分かる。
- 実際のタクシー運転手のイメージがつかめる。
- そのタクシー会社の具体的な平均年収を教えてもらえる。
- 家族に自分の転職への決意を示すことができる。
勤務形態ごとの平均年収を確認する
タクシー会社の面接に参加したときに、自分が働こうと考えている勤務形態の平均年収や、トップクラスの人の年収を教えてもらうことはたいへん有益です。
たとえば、あなたが夜勤で働くつもりで、希望の年収が520万円だとして、そのタクシー会社の夜勤の平均年収が500万円だったとします。
この場合、そのタクシー会社で夜勤で働いたとき年収520万円は少しがんばれば手が届きそうですよね。
もしもタクシー会社の夜勤でトップクラスの年収が、620万円だとしたら、もっとがんばれば、さらに上の年収も狙えることが分かります。
その他にも、タクシー会社には通常、社員の売上が高い順に掲示されています。実際にその会社でタクシー運転手がどれだけ売上げをあげているか見ることで、タクシー運転手の仕事のイメージや、実際の収入がどれくらいかを掴むことができるでしょう。
通常のタクシー業務以外にその会社で行える仕事があるかを聞いてもよい
タクシー会社の業務は、タクシー業務が中心ですが、タクシー会社によってはその他にも様々な運行業務を行っていることがあります。
もしもあたなが将来的にタクシー運転手からステップアップして業務を広げていきたいと考えているなら、タクシー会社の採用担当者に聞いてみても良いかと。
採用担当者から見たあなたへの印象も、さらに良くなるはずです。
一般的には大きいタクシー会社になるほど、その範囲は広くなる傾向があると思います。
タクシー業務以外の運行業務は次のものがあります。
- 介護関係の送迎
- 先導業務
- ハイヤー業務
- ジャンボタクシー
- 冠婚葬祭関係の送迎
- 報道関係の送迎
- レンタルドライバーなど
聞いたことがないかもしれないので、先導業務について簡単に説明します。
先導業務は、電柱などを運ぶトレーラーを普通車を使って先導する仕事です。大型のトレーラーの前後について走っている車を見たことがある人もいるかと。
仕事の時間が早朝になったり、時間や距離が長くハードな仕事ですが、通常のタクシー業務に比べて、一回の仕事で得られる収入はタクシーに比べて率がいいことが多いです。
なお、ここでご紹介したタクシー業務以外の仕事は、通常ある程度の経験年数を積んだタクシードライバーに任せられることが多いです。
介護の資格をもともとお持ちのかたは、面接の段階で介護関係の送迎を希望していることを採用担当者に伝えれば、入社後のはやい段階で、介護送迎の仕事をやらせてもらえるかもしれません。
わたしの会社でも、もともと介護の資格を持っていたり、介護に興味があるかたが、介護関係の送迎の仕事をやりたくて入社してこられることが多いです。
面接では不安に思っていることを全て聞いたほうが良い
面接では、採用担当者にタクシーに転職することに対して不安に感じていることを全て聞いたほうが良いです。
わたしもタクシーに転職するときに、タクシー会社の面接を受け、その場でそのときに自分が不安に感じていることや、家族がタクシー転職に対して心配していることを全て聞きました。
インターネットなどで、そのような不安に対してタクシー会社はどのような策を講じているかについての情報は載っていますが、実際にタクシー会社の採用担当者に聞いてみることは大変有益ですね。
なぜかというと、タクシー会社によって取り組みの違いや社員の待遇のちがいがありますし、何よりも実際にタクシー会社の採用担当者に聞いたほうが安心できるからです。
家族に話す

タクシーへの転職を決意していたとしても、家族にそのことを打ち明けることは勇気がいることかもしれません。
実際にわたしも、自分の中でタクシーへ転職したいと強く思っていても、家族に打ち明けることは非常に勇気がいりました。
あくまでもわたしの経験からですが、タクシーに転職したいことを家族に話したときに、最初は反対されるかもしれません。ですが、そこで諦めずに、粘り強く日を改めて説得を試みましょう。
タクシー会社の面接を受けてみたことや、タクシー会社の採用担当者にタクシーに転職することの不安をぶつけてみたことを家族に話すことで、家族のかたはあなたの転職に対する決意を感じとり、転職を許してくれるかもしれません。
わたしの家族は、最初反対した理由は、わたしの転職に対する決意をみたかったからで、転職の決意が分かったから転職をゆるすことしにたと教えてくれました。
採用が決定したあとの流れ

採用が決定したあとの流れについて、わたしの時を例に説明します。
- 制服の採寸をする。
- 自動車学校に通う。
- 2種免許の試験を受ける。
- 会社の研修センターに通う。
- タクシー協会の講習と試験を受ける。
- 同じ会社の先輩ドライバーに横に乗ってもらい、実際にタクシーに乗務する。
- ひとり乗りスタート。
ざっくりと全体の流れを載せておきました。研修センターの内容などについて詳しく知りたいかたは、こちらの記事を読んでみてください。
まとめ

タクシーへの転職を成功させるためには、まずは良い会社選びをすることが大切です。
そのためにも、この記事の中で紹介しているようなタクシー転職サイトへ登録して、自分の希望条件にあったタクシー会社を選びましょう。タクシー転職サイトを利用するメリットは、専門知識を持ったコンサルタントが転職の相談に乗ってくれたり、入社後のサポートを受けることができることなどです。
会社選びができたら、次はその会社の面接や会社説明会を受けてみましょう。面接に参加したからと言って、入社がすぐ決まるわけではないので、気軽に参加してみましょう。
タクシー会社の面接では、タクシー会社の採用担当者にタクシーへ転職することに対する不安点を全て聞くことが大切です。そこでもし不安なことが解消されれば、家族を説得しやすいですし、自分自身が安心してタクシーに転職することができます。
タクシー運転手の仕事を続けていく上では、家族のサポートがあることが大きいです。家族のサポートがあれば、精神面や体調面が安定し易く、仕事へのモチベーションを維持することができます。
ぜひ、勇気を出して家族のかたにタクシーに転職したいことを伝えてください。あなたのタクシーへの転職に対する決意が伝われば、ご家族もきっとゆるしてくれるはず。
この記事を読んでタクシーへの転職を成功させるために必要なステップが分かったと思います。この記事で説明している方法を実践して頂き、タクシーへの転職を成功させて頂きたいと願っています。

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