待遇と環境

超かんたん!タクシードライバーのボーナス制度。現役ドライバーが解説

投稿日:2021年7月25日 更新日:

(この記事は、2021.8.13に公開されました。)

タクシー業界へ転職を考えている人
タクシー業界へ転職を考えている人

「タクシードライバーのボーナスについて、分かりやすく書かれた記事はないかな?」

「タクシー会社を選ぶ際に、知っておくべきポイントだけ知りたい」

「実際のタクシードライバーは、どの位ボーナスを貰ってるのかな?」



本記事では、このようなお悩みを解決していきます。



この記事を読むと分かること

  • タクシードライバーのボーナスの種類について
  • タクシー会社を選ぶ際に、知っておくべきポイント
  • 現役ドライバーが実際にどの位ボーナスを貰ってるか



✔ この記事の信頼性

Twitterアカウント(@shota_thanks)

この記事を書いているわたしは、タクシー歴5年の現役ドライバーです。

タクシードライバーの仕事に興味があっても、タクシードライバーの給与やボーナスについて分からないかたが多いと思います。

一方でタクシードライバーのボーナスについて分かりやすく解説されている記事は少ないかと。

このような現状を踏まえ、タクシードライバーへこれから転職する人がボーナスの知識で最低限おさえておくべきポイントを、できるだけ分かりやすく解説する本記事を書くことにしました。


結論から言うと、タクシードライバーのボーナスは貰える場合が多いですが、ボーナスなしのタクシー会社も存在します。



これからタクシードライバーへの転職をお考えのかたは、”売上げ積み立て型”のボーナス制度と、”歩合給+固定給”の給与制度、この2点を押さえてタクシー会社を選ぶことが現時点の最善の選択だと思います。

詳しくは本文で解説しています。

超かんたん!タクシードライバーのボーナス制度

タクシードライバーのボーナス制度は、大きく分けて次の3タイプです。

  • 売上げ積み立て型(ボーナスあり)
  • 利益山分け型(ボーナスあり)
  • 完全歩合型(ボーナスなし)



本記事では分かりやすさを重視し、ボーナス制度の呼びかたは独自表記にしています。

しょうた
しょうた

ここでは、ボーナス制度は3種類あるとだけ分かればオッケーです。

ボーナスが支給されるタクシー会社は多い?

ボーナスが支給されるタクシー会社は多いです。

ボーナスが支給されるパターンは、大きく分けて次の2種類。

  • 売上げ積立て型(ボーナスあり)
  • 利益配分型(ボーナスあり)



売上げ積み立て(ボーナスあり)

最近はこの売上げ積み立て型が主流です。

タクシードライバーの給料は、売上げに応じて給料がもらえる歩合制が基本。

この売上げ積み立て型は、売上げに応じてボーナス額が決まります。

わたしが働いているタクシー会社でも、このタイプを採用していますね。

例えばボーナスは次のように計算されます。

ボーナス率が6%で、月間売上が70万円だった場合で説明します。

70万円(月間の売上)×6%(ボーナス率)=4.2万円(ボーナス)



ボーナスが4ヶ月ごとに年3回支給される会社では、このボーナスがストックされ、支給月にまとめてもらえます。

例えば4ヶ月間、全ての月の売上が70万円だったとすると、上の計算のとおりひと月分のボーナスは4.2万円で、これに4を掛けた額のボーナスが支給されることになります。


4.2万円(ひと月分のボーナス)×4ヶ月=16.8万円(1回のボーナス支給額)




この額が年に3回支給されたとすると、1年間でもらえるボーナスは50.4万円になります。

16.8万円(1回のボーナス支給額)×3回=50.4万円(1年間でもらえるボーナス)



しょうた
しょうた

売上げ積立て型は、売上があがればボーナスを沢山もらえるので、仕事のモチベーションが作りやすいです。

利益配分型(ボーナスあり)

利益配分型は、一般企業と同じように会社で生まれた利益が社員へ配分されるボーナス制度です。

ドライバーとしては売上げによってボーナスの上がり下がりがなく、安心感がありますね。

売上げが少なくてもボーナスがもらえるため、タクシー会社としては、ドライバーの売上げに対する意欲を維持しづらいことがデメリットです。

最近は、このタイプのボーナス制度はほどんど見られなくなっています。

しょうた
しょうた

ちなみに、わたしが働いているタクシー会社では、会社の利益が出た分を食事会や旅行で社員に還元してくれることがあります。

ボーナスとは別にこのような特典があると、大変ありがたいです。

ボーナスが支給されないタクシー会社もある

完全歩合型を採用しているタクシー会社では、ボーナスが支給されません。

ボーナスが支給されない分、歩合率が高めに設定されています。

歩合給のみの給与制度なので、売上げをあげたぶん給料に反映されるのでやりがいを感じやすいことがメリットです。

反面、売上げをあげることができなければ、収入が大きく下がってしまうという不安定さがデメリットになります。

しょうた
しょうた

ここで説明しているのは、給料とボーナスを含めて完全歩合制のボーナス制度です。
給料のみが完全歩合制で、ボーナスは別にもらえるタクシー会社もあります。
混同しないように注意しましょう。

ボーナスと給料は、トータルで考えよう

ボーナスと給料は、トータルで考える必要があります。

理由は、タクシードライバーの年収はボーナスと給料で決まるからです。

例えば、ボーナス額だけでタクシー会社を選んでしまうと、入社してから給料の歩合率が低いことを知って後悔する恐れがあります。

平均年収を確認して、ボーナスと給料をトータルで考えれば、希望との不一致を防ぐことができるでしょう。

タクシードライバーの給与体系

タクシー業界ではボーナスがもらえるタクシー会社が多いです。

ボーナスがもらえるタクシー会社の給与体系は大きく分けてつぎの2種類です。

  • 歩合給のみ
  • 歩合給+固定給


しょうた
しょうた

これからこの2つの給与体系について、詳しく解説します。

歩合給のみの給与体系

歩合給のみの給与体系では、給料は歩合給のみです。

給料=歩合給



歩合給のみとはいえ、家族手当や休日手当といった各種手当はつくことがあります。

またボーナスは別途決まった支給月にもらえます。

ちなみに、歩合給がどのように決まるのかというと、次のとおりです。

歩合率が50%のタクシー会社で、月間売上げ70万円だった場合で計算してみます。



70万円(売上げ)×50%(歩合率)=35万円(給料)



売上げを伸ばせば伸ばすほど、給料が増えることがこの給与体系の最大のメリットです。

反面、売上げが下がるとその分給料が減ることがデメリットかと。

しょうた
しょうた

わたしはこのタイプの給与制度を採用するタクシー会社で働いています。

新型コロナ以降は、売上げが大きく下がっていますが、売上が悪いときに最低賃金で給与を計算することや、足切りという売上ノルマを一旦なくすという救済措置がとられるようになりました。

給料が下がっていることに変わりはありませんが、救済措置によって生活は助かっていると感じています。



※タクシードライバーの給与制度について詳しく知りたいかたは、こちらの記事をごらんください。

>>タクシー運転手の平均年収って、いくらくらい?(2020年公開)給料体系も徹底解説。

歩合給+固定給の給与体系

歩合給+固定給の給与体系は、売上げが少ない月でも固定給はもらえるのである程度の給料が保証されています。

例えば、固定給が16万円のタクシー会社では、売上げが悪い月でも16万円は保証されています。

そして、売上げが一定額を上回ると歩合給が発生し、給料が増える仕組みです。

給料の最低額が保証されていながら、売上げを伸ばせば給料が上がるため、仕事へのモチベーションを維持しやすい給与体系ですね。

しょうた
しょうた

実は、わたしが働いているタクシー会社では、固定給がなく歩合給のみ。

固定給があるタクシー会社のほうが良かったなと、すこし後悔しています。

現役ドライバーのボーナス実情

現役ドライバーであるわたしのボーナス実情をこれから話させてもらいます。

ちなみにわたしは、タクシードライバーを約5年間続けていて、新型コロナが流行する前と後、両方を経験しています。

タクシードライバーになることを検討している方は、新型コロナでタクシードライバーの稼ぎがどうなっているのか、気になっていると思います。

現役ドライバーであるわたしの体験談なので、ぜひ参考にしてみてください。

コロナ前はボーナスが多かった

コロナ前のボーナスは1年で50万円以上はもらえていました。

わたしが働いているタクシー会社では、4月、8月、12月の年に3回ボーナスが支給され、一回のボーナスの支給額は15万円以上ですね。

わたしは、昼夜勤という昼と夜を両方やる勤務形態で働いています。

マイペースに無理なく営業をするタイプで、売上げは営業所のなかで平均くらいかと。

なので、コロナ前にもらえていたボーナス額としては、平均くらいだと思います。

ちなみに、わたしが働いている名古屋エリアは、東京都と比べると平均年収は低いです。

東京都のタクシードライバーは、もっとボーナスがもらえていたかと。

夜勤のみでガツガツ売上げをあげている人は、もっと沢山ボーナスがもらえています。

コロナ渦はボーナスが減ったけど、助かっている

コロナが始まってからは、月々の売上げは大きく下がりましたが、ボーナスも同じように下がっています。

一回で支給されるボーナスは、10万円くらい、一年にすると30万円くらいになってしまいました。

コロナ前と比べると、一年のボーナスは20万円くらいは下がっています。

とはいえ、コロナで月々の給料が下がっているなかボーナスをもらえること自体、大変助かっています。



※参考記事

>>タクシー転職で後悔している6つのこと【現役ドライバーの実体験】

タクシー会社を選ぶ際に、確認しておくべきポイントとは?

タクシーへの転職で失敗しないために、会社選びで確認しておくべき3つのポイントについて解説します。


  • タクシー会社の平均年収
  • 保証給制度があるか
  • ボーナスが減給される条件について


しょうた
しょうた

これからこの3つのポイントについて、解説していきますね。

タクシー会社の平均年収

タクシー会社の平均年収を知っておくと、自分がそのタクシー会社で働いたときのおおよその年収が分かります。

転職してから、「思っていたより稼げない。こんなはずじゃなかった」ということになることを防げますね。

タクシー会社の平均年収は、ホームページで公開されている場合もありますし、面接でタクシー会社の人に聞いてみてもいいかと。

タクシードライバーに転職してどれくらい稼ぎたいかの目標があるかたは、自分の目標額とタクシー会社の平均年収を比べるとよいでしょう。

目標年収とタクシー会社の平均年収を比べて、目標年収のほうが高い場合は、けっこう頑張らないといけないことが分かります。

保証給制度があるか

保証給制度とは、タクシー会社に転職してドライバーとして働き始めた後、最初の何ヶ月かの給料が保証される制度をいいます。

未経験者がタクシードライバーになって仕事を覚えるための期間として、保証給制度があるようですね。

保証期間や保証額については、タクシー会社によって様々ですが、大手タクシー会社では、3ヶ月30万円ていどが多いように感じます。

この保証期間中に、流し方や地理お覚えておけば、保証期間が終わったあとも稼ぐことができるでしょう。

最近では、保証給制度があるタクシー会社が多いですが、転職するさいには必ず確認しておくべきポイントです。

ボーナスが減給される条件について

ボーナスは生活設計するうえで、どのくらいもらえるかなど考えることが多いと思います。

タクシードライバーと働き出してボーナスをもらえることは嬉しいことですが、タクシー会社によっては、ボーナスが減給される条件が設けられていることがあります。

ボーナスが減給される条件を知らないと、後から不測の事態がおきて生活設計が崩れることにもなりかねません。

例えば、わたしが働いているタクシー会社では、有責事故を起こすとボーナスが減ってしまいます。

有責事故については、ほとんどのタクシー会社がボーナス減給の条件にしていると考えられますが、減給の額はタクシー会社によってそれぞれです。

有責事故以外にも、ボーナス減給の条件がある場合もあるので確認しておきましょう。

始めに、ボーナス減給の条件を知っておくことで、減給にならないように営業中に注意したり、備えておくことができますね。

まとめ

タクシードライバーのボーナスは、タクシー会社によって違いますが、もらえる場合が多いです。

ボーナス制度で主流になっているのは、毎月の売上げの何パーセントかを積立てて、年に何回か決まった月にまとめて支給される”売上げ積み立て型”のボーナス制度。



給与体系としては、”歩合給+固定給”が大手タクシー会社では主流になりつつあります。

固定給で最低限の給料を保証しながら、売上げを伸ばせば給料が増えるため、安定感とやりがいが感じやすい給与制度です。

わたし自身は、売上げ積み立て型のボーナス制度を採用しているタクシー会社で働いていますが、コロナで給料は下がってしまいましたが、その中でもボーナスがもらえることはとても助かっています。



これからタクシードライバーへの転職をお考えのかたは、”売上げ積み立て型”のボーナス制度と、”歩合給+固定給”の給与制度、この2点を押さえてタクシー会社を選ぶことが現時点の最善の選択だと思います。



未経験からタクシードライバーへの転職で失敗しないためには、ボーナスや給与制度を確認すること以外にも、自分にあった勤務形態を選ぶことや、優良求人を紹介してもらえる転職サイトを利用することが必要です。

こちらの記事では、わたし自身が未経験からタクシードライバーに転職した実体験から考えた、転職ノウハウを解説しています。

>>未経験からタクシードライバーへ転職する方法。現役ドライバーが解説

記事下

記事下

-待遇と環境

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

女性にタクシー運転手がおすすめ!?知っておきたい転職のメリットとデメリット

(この記事は2021.5.15に更新されました。) 「女性の転職先としてタクシーはありなの?」「女性ドライバーをよく見かけるけど、だいじょうぶなのかな?」 ✔ この記事の信頼性 しょうた …

タクシー防犯対策

タクシーで実際に行われている防犯対策とは?現役のタクシー運転手が解説。

(この記事は4月4日に公開されました。) タクシーに転職を考えている人「タクシーって、防犯対策は行われているのかな?」「実際にタクシーで行われている防犯対策を知りたい」 目次1 この記事の信頼性2 こ …

タクシー運転手の平均年収って、いくらくらい?(2020年公開)給料体系も徹底解説。

(この記事は2020.12.5に公開されました。) タクシー業界へ転職を考えている人 「タクシー運転手の平均年収が知りたい」 「タクシーの給料体系はどんなかんじなのかな?」 目次1 この記事を読むと分 …

タクシーに転職すると入社祝い金がもらえる。入社祝い金をもらえる条件とは?

(この記事は2021.1.16に公開されました。) タクシー業界へ転職を考えている人 「タクシーに転職すると入社祝い金がもらえるって本当かな?」 「入社祝い金はどうやったらもらえる?」 目次1 この記 …

タクシードライバーはアルバイトでもできる?正社員との比較も解説

(この記事は、2021.9.25に公開されました。) タクシー業界へ転職を考えている人「タクシードライバーはアルバイトでもできるのかな?」「正社員とアルバイトでは、どの辺が違ってくる?」 本記事では、 …