タクシー転職体験談

「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由とは?現役ドライバーが解説

投稿日:2020年8月16日 更新日:

(このページは、2021.10.4に更新されました。)

タクシーに転職を考えている人
タクシーに転職を考えている人

「タクシー運転はやめとけ」ってなんで言われるの?

「タクシー運転手になるのは、やめといたほうがいいのかな…」

「実際にタクシー運転手をやっている人の生の声が知りたい」



本記事では、上記のようなお悩みを解決します。



✔ この記事を読むと分かること

  • 「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由
  • 実際は「やめといたほうがいい」のか?
  • タクシー運転手をやるべき人と、やらないほうがいい人



✔ この記事の信頼性

Twitterアカウント(@shota_thanks)

この記事を書いているわたしは、タクシー業界歴5年の現役ドライバーです。

この記事では、タクシー業界に身をおくわたしが「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由や、実際はどうなのかを解説していきます。



結論から言うと、「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由は次のとおりです。

  • 給料が歩合制できつい
  • 勤務時間が長い
  • お客さまとのトラブルがきつい
  • 事故のリスクがある
  • 犯罪に合うリスクがある
  • 社会的なイメージが悪い
  • 他業種への転職が難しくなる
  • 個人タクシーになるまで10年かかる


「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由と、実際どうなのかについて、本文で詳しく解説しています。

記事の後半では、タクシー運転手になるべき人 も解説しているので、興味がある方はご覧ください。


しょうた
しょうた

未経験からタクシー業界への転職を考えている方は、下記の記事をご覧ください。
現役ドライバーのわたしが、失敗しない転職方法を解説しています。

>>未経験からタクシードライバーへ転職する方法。現役ドライバーが解説

「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由

「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由は、次のとおりです。

  • 給料が歩合制できつい
  • 勤務時間が長い
  • お客さまとのトラブルがきつい
  • 事故のリスクがある
  • 犯罪に合うリスクがある
  • 社会的なイメージが悪い
  • 他業種への転職が難しくなる
  • 個人タクシーになるまで10年かかる



タクシー業界へ転職を考えている人
タクシー業界へ転職を考えている人

やめておいたほうがいい理由がこんなにあるなんて

やっぱりやめておこうかな…

確かに、タクシー運転手をやめといたほうがいい理由はあります。
大切なのは、事実を受けとめたうえで、自分に向いているかどうかを考えることですよ。

しょうた
しょうた



タクシー運転手は万人におすすめできる職業ではありません。

タクシー運転手がきついのは事実ですが、それを補って余りあるメリットがあります。


これから、「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由について詳しく解説していきます。


給料が歩合制できつい

タクシー運転手の給料は歩合制が基本なので、売上がないと給料がもらえません。

  • 走っても走ってもお客さまが乗ってこない
  • 体調を崩して働けない
  • 免停になった


しょうた
しょうた

こんなとき、タクシー運転手はきついと感じます。



実際には、歩合率50~60%のタクシー会社がほとんどですが、一日の平均売上が30,000円のドライバーで歩合率60%の場合、風邪で一日休んでしまうと18,000円の稼ぎが失われることになるのです。

月給制や年俸制で働いているサラリーマンと比べると、日々売上を積み上げていかなくてはならず、確かにきつい面がありますね。

歩合制である以上、売上がないと給料がもらえず稼げないドライバーもでてきます。このことが「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由です。

タクシードライバーの歩合制について詳しく知りたいかたは、こちらの記事をご覧ください。

歩合制のしくみや、実際の歩合率などを解説しています。

>>3分で分かる!タクシードライバーの歩合制。現役ドライバーが解説

実は歩合制には良いところもある

「タクシー運転手は歩合制で給料きついからやめとけ」と言われることは確かに一理ありますが、歩合制には良いところもあります。

  • 時間の融通がきく
  • 売上げのことで上司に怒られない
  • サービス残業がない



しょうた
しょうた

歩合制の隠された恩恵について、これから解説していきます。

✔ 時間の融通がきく

タクシー運転手は、売上さえやっていれば時間はある程度融通がききます。

“今日は早い時間に売上目標にいったから、1時間早く帰ろうという”ことも可能なのです。

通常サラリーマンには定時がありますが、タクシー運転手には存在しません。



もう少し踏み込んでいうと、コロナ渦では、「今日は売上げがどうしても見込めないから、早めに切り上げて明日がんばる」

このような判断をするドライバーが実際には多くいます。


売上に対して歩合というかたちで責任を負っているため、営業時間はドライバーが判断できるわけです。

✔ 売上のことで上司に怒られない

タクシードライバーは、売上が悪いと給料が下がるだけで、上司から怒られることはありません。

売上が悪いと給料が下がる。このかたちで、売上への責任を負っているからです。


例えば、月給制で働いているサラリーマンが業績が悪いと”給料ドロボー”と言われたり、上司からなぜ業績が悪いのかを詰められたりしますが、タクシー運転手はそのようなことはありません。


タクシー会社によっては売上が悪いと上司に言われると聞いたことはありますが、そのようなタクシー会社は少数です。

わたしは5年間タクシー運転手をやっていますが、上司から売上のことを言われたことは一度もありません。

✔ サービス残業がない

タクシー運転手は、売上に対して給料が発生する歩合制なので、そもそもサービス残業が起こりえません。

残業についても、タクシー運転手の拘束時間は日勤で基本13時間以内という上限があるため、滅多にないです。


わたし自身の経験では、営業を終え戻ってくる途中に会社から仕事を頼まれて帰る時間が遅くなることはたまにありました。

帰りは遅くなりますが、仕事をやると売上が増えるので給料がつくことになります。


タクシー運転手は、時間に対してではなく売上に対して給料が発生するので、サービス残業させられる心配はありません。

勤務時間が長い

タクシー運転手の多くは隔日勤務で働いていますが、勤務時間は20時間にもなってしまいます。

比較的時間が短い昼勤や夜勤でも、10~12時間ていど。

一般的なサラリーマンの勤務時間は8時間くらいだと思いますが、それと比べるとタクシー運転手の勤務時間は長いですね。

しょうた
しょうた

わたしが昼勤をしているときの一日の流れをご紹介します。

7時会社に出社。
7時半日常点検や点呼を終えたのち、タクシーで出庫する。
7時半~12時午前中の営業を行う。メインの客層は通勤客や病院への通院客など。
12時~12時45分休憩で昼食をとる。
12時45分~14時午後の営業を行う。メインの客層は都心部のビジネスマンなど。
14時~15時スタンドで給油したあと15分くらい休憩をとる。
15時~16時営業所に戻り始める。途中で乗車があることも。
16時~17時会社に戻って、洗車と納金をすませてから帰宅。

実際には勤務時間の長さは感じない

実際にタクシー運転手をやっていて感じるのは、勤務時間が長いと感じているドライバーはほとんどいないということです。

そこで、タクシー運転手が勤務時間の長さを感じない理由を考えてみました。

  • 休憩や待機があり、仕事のなかでも緩急がある
  • 売上を追っていると、時間はあっという間
  • 売上さえあげれば、早く帰ることが可能
  • 隔日勤務は20時間働くが、その分休日が多い(月の半分以上)



実際にわたしは、これまでタクシー運転手をやってきて勤務時間が長いと感じたことはありません。

わたしの周りのドライバー達も、最初は長く感じても直ぐに慣れているようです。



タクシー運転手の勤務時間は世の中のサラリーマンと比べると長いですが、体感時間はそんなに長くないのが実際です。

お客さまトラブルがきつい

タクシー運転手は、密室空間でお客さまと時間を共にする性質上、お客さまとトラブルになるときついです。

わたしがこれまでの5年間で、特にきつかったお客さまトラブル3つをご紹介します。

  • 泥酔したお客さまが、目的地に着いても起きない
  • 泥酔したお客さまに、暴言と共に後ろからイスを蹴られた
  • 認知症のお客さまが乗ってきた



お客さまとのトラブルになり易いのは、泥酔したお客さまをお乗せしたときです。

泥酔客が暴言や暴行をするなどのトラブルは、ニュースでもよく取り上げられています。



認知症のお客さまが乗ってくることも、タクシー運転手が対応に困るケースです。

外見からは認知症かどうかの判断が難しく、目的地が分からない、お金を持っていないということが多いからです。

タクシー運転手が乗客トラブルにあうと、その時のショックで辞めてしまうドライバーもいるため、「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由になっています。

乗客トラブルの対処法

タクシー運転手はお客さまを選ぶことができず、とくに夜勤では、泥酔したお客さまが多く乗られます。

泥酔したお客さまが乗ってこられても、対応しだいです。

きちんとした接客応対を普段通り行うことで、トラブルが起きることはほとんどありません。

きちんと応対をしていてもトラブルになってしまう泥酔客は存在しますが、わたし自身そのようなお客さまにあたったのは、5年間で2回くらいです。

わたしが実際に経験したのは、乗ってくるなり「金は払わんぞ~!」などと暴言を繰り返されたことが…。

このような泥酔客への対応で必要なことは、次のとおり。

  • 冷静に対応する
  • 相手が言うことに反応してカッとならない
  • 手に負えないと思ったら、会社と警察へ連絡する
  • 身の危険を感じたら、お金や貴重品とタクシーのカギをもって車外へ避難する


大切なのは、こちら側がカッとならないこと。

ニュースで報道されているタクシー運転手が暴言や暴行を受けている映像をみると、運転手もカッとなり上記の対処法を行っていないことが多いです。

事故を起こすリスクがある

タクシー運転手をやっている限り、事故のリスクはつきまといます。

タクシーは一日の勤務で150㎞~250㎞は走りますが、これを1年間に換算すると39,600㎞の距離を走ることに。これはほとんど地球一周分の距離に匹敵。

1年間に地球一周分の距離を走るので、事故のリスクは当然あります。


特に怖いのは人身事故。相手を傷つけてしまうとタクシー運転手自身もかなりの精神的ダメージを受けますし、タクシー会社としては大きな損害に…

事故でケガを負いタクシーを続けられなくなったドライバーの話も聞いたことがあります。



タクシー運転手で事故を起こすと仕事を続けられなく可能性があり、このことが「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由です。

事故のリスクがあるが減らすことはできる

結論からいうと、タクシー運転手の意識しだいで事故のリスクは減らすことができます。

タクシー運転手が起こす事故のほとんどは、確認不足、一時停止不停止。

つまり、しっかりと確認する、しっかりと止まることをやっていれば事故のリスクは減らせるわけです。



実際にわたしはタクシー運転手を5年間やっていますが、事故を起こしたのは2回。

どちらの事故も入社して1年以内の新人のとき。修理の必要もないくらいの軽微な自損事故でしたが、事故を起こしてから二度と事故を起こさないという意識を持って乗務するようになりました。
それ以降3年以上事故は起こしていません。

タクシー運転手をやっている限り事故のリスクはつきまといますが、事故を起こさない意識を持ち、安全確認を徹底することでリスクを減らすことが可能です。

犯罪に合うリスクがある

タクシー運転手をやっていると、強盗や傷害などの犯罪に合うリスクがあります。

「全国ハイヤー・タクシー連合会」の調べによると、タクシー強盗は全国で1年間に100件近く起きているそうです。

わたしの周りのドライバーでは、強盗や傷害に合ったドライバーは聞いたことがいませんが、ニュースなどでタクシー犯罪の映像はたびたび見たことがあります。



タクシー運転手は乗客と密室空間。強盗にあったとき一人で対処しなければなりません。

強盗にあうと、財産や生命すら危険にさらされることになることが、「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由になっています。

実際は犯罪を怖がっているドライバーは少ない

タクシー運転手が犯罪にあうリスクがあることは理解していても、乗務中ビクビクしながら走っているドライバーはほとんどいません。

理由としては、2つあります。

  • 犯罪にあう確率は無視できるほど少ない
  • タクシー会社が防犯対策している



前項でご説明したとおり、タクシー強盗の件数は1年間で100件程度です。

それに対し、2018年の全国の法人タクシー車両は18万4,188台(国土交通省によると)。



ざっくりな計算ですが、タクシー運転手が1年間でタクシー強盗にあう確率は0.05%です。

そしてタクシーには、万が一にそなえて防犯対策がされています。

  • 車載カメラ
  • 防犯ボード
  • GPSによる車両位置把握
  • 緊急時の信号システム

上記のような防犯対策されていることも、タクシー強盗にあう確率の低さに繋がっていると推察できます。

※防犯対策の詳細はこちらの記事からどうぞ

>>タクシーで実際に行われている防犯対策とは?現役のタクシー運転手が解説。



しょうた
しょうた

タクシー会社から、身に危険を感じたらタクシーを捨てて逃げるように指導されており、自分の身を優先できることも安心感に繋がっていますね。

社会的なイメージが悪い

タクシー運転手に対して悪いイメージを持っている人は一定数います。

“タクシー運転手は恥ずかしい仕事”だというイメージが、「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由になっています。



接客マナーが悪かったり、タバコを吸いながら運転していたりと、こういうドライバーがいることがタクシー運転手の悪いイメージに繋がっているようです。

タクシー運転手のことを軽くみて「運ちゃん」と呼ぶ人は減ってはいますが、そういう呼びかたはまだに残ってます。

タクシー運転手のイメージは改善してきている

タクシー運転手の悪いイメージは時代とともになくなってきています。



最近では、タクシー会社がドライバー教育に力を入れるようになっているので、お客さまへの対応が悪いドライバーは少ないです。

GPSによってドライバーの位置が分かるので、仕事中にパチンコしていればすぐに会社にバレます。

このようにタクシー会社が、ドライバーを教育・管理するようになったため、タクシー運転手のイメージは昔より良くなっているのです。

他業種への転職が難しくなる

タクシー運転手を長く続けていると、他業種への転職が難しくなります。

理由としては、タクシー運転手を続けて身につくスキルが、他業種で活かしにくいことが挙げられます。

実際にわたしが5年間タクシードライバーをしていて身についたスキルといえば、安全運転と地理くらいです。



安全運転と地理のスキルを活かそうとすると、転職するとしてもドライバー職に限られます。

タクシー運転手は”つぶしがきかない職業”であることが、「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由です。

同業へは転職し易い

タクシー会社から別のタクシー会社へは意外と転職しやすいです。

タクシー業界は慢性的な人材不足。すぐに使える経験者となれば、タクシー会社にとっては喉から手が出るほど欲しい人材。



実際にわたしの周りでも、別の会社に転職してタクシー運転手を続けている人はたくさんいます。

タクシー運転手は、合う合わないがありますが、合う人にとってはめちゃくちゃ居心地が良いのです。

個人タクシーになるまで10年かかる

ドライバー経験がない人が個人タクシーになるには、最低10年かかります。

この10年の経験の他にも厳しい関門をクリアしなければ、個人タクシーにはなれません。

  • 無事故・無違反を最低3年間継続
  • 試験に受かる
  • 営業許可を取得する
  • 開業資金200万円ていど



個人タクシーになる条件の詳細については、こちらの記事が参考になります。

>>【分かりやすい】個人タクシーのドライバーになる方法


個人タクシーを夢見てタクシー運転手になっても、そう甘くないのが現実なのです。これが、「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由の一つです。

周りで個人タクシーになっている人もいる

わたしと同じ営業所で個人タクシーになった人がいます。

確かに、個人タクシーになるのは簡単ではありませんが、絶対になれない訳ではないです。

無事故が条件になっていますが、物損事故や貰い事故など違反点数がゼロの事故はカウントされせん。

10年の経験年数は確かに長いですが、10年以上タクシー運転手をやっている人は沢山います。



個人タクシーになりたい方は、まずはタクシー会社でドライバーとしての経験を積んでいくといいかと。

タクシー運転手のメリット

「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由は事実だと思いますが、それを補って余りあるくらいのメリットがこの職業にはあります。

実際にわたしがタクシー運転手をやっていて感じるこの職業のメリットをご紹介します。

  • 職場の人間関係が楽
  • 仕事上のプレッシャーが少ない
  • 休日はやりたいことに専念できる
  • 意外と稼げる


しょうた
しょうた

これから、この4つのメリットについて詳しく解説していきます。

職場の人間関係が楽

タクシー運転手は、乗務中は一人で走り回りますし、会社に戻っているときの人間関係はかなり楽です。

タクシー運転手は、挨拶ができて自分の仕事さえ責任を持ってやっていれば大丈夫。

会社の人と接するのは、出庫する前後の1時間半くらいですが、会社の人とすれ違ったら挨拶する、上司に業務上の報告をするくらいですね。

わたしはいまは班長をやっているので、同僚とコミュニケーションはとっていますが、班長になる前は気が合う人としかほとんど話しませんでした。

タクシー運転手は大変なこともありますが、不毛な人間関係に悩まされることがないのでかなり楽ですよ。

仕事上のプレッシャーが少ない

タクシー運転手は、仕事上のプレッシャーが少ないです。

一般的なサラリーマンが感じやすいプレッシャーとして、次の2つが多いかと。

  • 商談やプロジェクトを成功させないといけない
  • チームを纏めないといけない


タクシー運転手は上記のようなプレッシャーを感じることはありません。

売上をあげないと自分の生活が苦しくはなりますが、会社から重圧をかけられることがないです。

タクシー運転手は個人プレーなので、チームを纏めるプレッシャーはありません。



とはいえ、歩合制で売上をあげないと給料がもらえないことや、お客さまとのトラブルで大変なことはありますが、営業の仕事と比べると楽です。売り込まなくても、お客さまが自分から手を挙げて乗ってきてくれるんですから。

お客さまが乗車している時間は、せいぜい10~30分ていど。トラブルになって大変だとしても、その10~30分を耐え降りてしまえば、苦労はそこで終わります。

タクシー運転手は一見すると「きつそう…」と思われるかもしれませんが、5年以上ドライバーをやってきたわたしからすると、「こんなに楽で良いの!?」と思うくらい最高です。

休日はやりたいことに専念できる

タクシー運転手は、休日やりたいことに専念できます。

一般的なサラリーマンだと、休日に仕事の持ち帰りや休日出勤がありますが、タクシー運転手は休日に仕事する必要がありません。

タクシー運転手は、お客さまをお乗せして目的地までご案内すればそこで仕事が終わる仕事の性質上、休日に仕事することはなく、仕事のことを考える必要もないわけです。


実際にわたしはタクシー運転手をやっていますが、休日はこのブログに専念して仕事のことは考えていません。

班会議があって休日出社したことは、5年間で5回くらいありますが。



休日に思いっきりやりたいことができることは、タクシー運転手ならではのメリットです。

タクシー運転手をやってみたいけど、転職で失敗したくないなら、こちらの記事が参考になります。

現役ドライバーのわたしが、未経験者が失敗しないための転職方法を解説しています。

>>未経験からタクシードライバーへ転職する方法。現役ドライバーが解説

タクシー運転手になるべき人

わたしがタクシー運転手を5年間やっている中で、タクシー運転手をやるべきだと思うのは次のようなタイプの人です。

  • 収入を上げたい人
  • 運転が好きな人
  • 接客が好きな人
  • 職場の人間関係から解放されたい人



これらのタイプの人がタクシー運転手をやるべき理由を、これから解説していきます。

収入を上げたい人

タクシー運転手の仕事は、歩合制なので売上をやればやっただけ給料が増えます。

手当やボーナスについても、売上に応じて増えていくシステムのタクシー会社が多いです。

収入を上げたい人にとって、タクシー運転手はモチベーションが作りやすい仕事です。

とはいえ、タクシー運転手で稼げる額の上限があります。



全国ハイヤー・タクシー連合会によると、令和元年のタクシー運転手(男)の地域ごとの平均年収は次のとおりです。

  • 東京  484万0,000円
  • 神奈川 414万2,100円
  • 大阪  412万6,000円
  • 愛知  335万7,100円
  • 京都  386万6,900円
  • 福岡  304万3,000円

タクシー運転手の平均年収は都心部のほうが高く、最も高い東京で484万円です。

わたしは名古屋でタクシー運転手をやっていますが、令和元年は400万円以上稼げています。

わたしは会社の中では平均くらいのドライバーですが、同じ会社でわたしよりもたくさん稼いでいるドライバーは沢山います。

なので、地域の平均年収よりも多く稼ぐことは難しくないかと。

各都市の平均年収を見て、いまのあたなの年収よりも少ないならタクシー運転手はやめとくべきですが、そうでないならやるべきです。


コロナ渦の現状

新型コロナが流行して、タクシー運転手の給料は下がっています。

コロナ前のわたしの給料は、月収で平均35万円はありましたが、コロナ後は23万円ていどに月12万円も減っています。

この記事を書いている2021年10月は、緊急事態宣言が解除され利用客が戻りつつあります。

タクシー運転手の収入は今後の状況次第ですが、コロナ渦でタクシー運転手へ転職される方はコロナで収入が下がっていることも頭に入れ検討してください。

そのうえで、いまの自分の収入よりも稼げると思うならタクシー運転手をやるべきです。

コロナ渦タクシーで稼ぐために必要なこと

コロナ渦で稼ぐために必要なことは3つあります。

  • 大手タクシー会社を選ぶ
  • 偏った営業をしない
  • 稼げないのをコロナのせいにしない


しょうた
しょうた

わたしはこの方法を実践し、夜勤の売上平均を27,000円から32,000円まで上げれた経験があります。

✔ 大手タクシー会社を選ぶ

これからタクシー運転手へ転職する方は、大手タクシー会社を選んだほうが稼ぎやすいです。

理由は、大手タクシー会社のほうが法人タクシーチケットの契約数、無線配車の実績、タクシー専用乗り場といった面で有利だからです。

特にコロナ渦では、流しで乗られるお客さまが減っているので、無線配車やタクシー専用乗り場から乗車があることが重要かと。

中小タクシー会社でも稼いでいるドライバーはいますが、未経験でタクシー運転手へ転職する方は大手のほうが安心です。

✔ 偏った営業をしない

コロナ渦で稼ぐためには、流し、無線配車、待機と好き嫌いせずにお客さまがいる所へ行けるほうが稼げます。

「わたしは流しが好きだから流しだけやる」というような偏った営業をしているドライバーほど、コロナ渦で売上が下がっています。

流しでお客さまが乗らないなら、無線配車を狙う。無線配車が入らないなら流しや待機するといったように、好き嫌いせずに営業できることが大切です。

✔ 稼げないのをコロナのせいにしない

コロナ渦で稼ぐには、稼げないことをコロナせいにしないことが大切。

人は楽なほうに流れるため、コロナでどうせお客さまが乗らないからと諦めやすいからです。

諦めがはいると、休憩時間が増えお客さまが乗ってこない状況が続くことに…



コロナ渦では、お客さまが少ないとしても、粘り強く営業できるドライバーのほうが稼げています。

運転が好きな人

タクシー運転手は、運転が好きな人のほうが向いています。

理由は、運転が好きなほうが仕事のストレスが少ないからです。

タクシー運転手は渋滞やお客さま対応、売上など、様々なストレスを抱えて働いています。

わたしは運転が好きでタクシー運転手になりましたが、売上が悪いときでも運転は楽しいので救われていますね。

様々なストレスを抱えやすいタクシー運転手だからこそ、運転が好きな人が有利です。

接客が好きな人

タクシー運転手は、接客が好きな人が向いています。

タクシー運転手は多種多様なお客さまをお乗せするため、接客トラブルもつきものです。

接客が好きな人は、お客さまにもそれが伝わります。なのでトラブルも少ないです。

実際にわたしは、もともと接客が好きでタクシー運転手になる前は8年ほどアパレル販売員をやっていました。

タクシー運転手に転職しても、お客さまと会話することは楽しいですし、接客トラブルから苦情があがったことは、5年間一度もありません。

職場の人間関係から解放されたい人

職場の人間関係から解放されたい人は、タクシー運転手になるべきです。

タクシー運転手は、個人プレーです。会社にいる時間は、一日のうちで1時間半ていどと限られており、人間関係は挨拶ができれば問題ありません。



実際にわたしは今でこそ班長をやっていて、同僚とコミュニケーションはとってますが、以前は気が合う人としかほとんど話しませんでした。

タクシー運転手は、自分の仕事さえキッチリできて、社内で挨拶ができていれば問題ないかと。



タクシー運転手で大変な面はありますが、他の仕事で人間関係を悩むことに比べると楽に感じるはずです。

タクシー運転手にならないほうがいい人

タクシー運転手にならないほうがいいと思う人をお伝えします。

次に挙げるタイプの人はタクシー運転手になっても続けにくい可能性があります。

  • 運転が嫌い
  • プライドが高すぎる

これから、この2つのタイプの人がタクシー運転手に向いていない理由を解説していきます。

運転が嫌い

運転が嫌いな人は、タクシー運転手には向いていないです。

理由は、タクシー運転手は運転することが基本だからです。

この仕事は、運転しながらお客さまを探し、乗客へ対応しながら運転します。

しかしどのような状況でも、事故を起こすことは許されません。

運転が嫌いな人だと、自家用車を運転することより強いストレスを感じるはずです。

運転が嫌いな人は、タクシー運転手には向いていません。

プライドが高すぎる

プライドが高すぎる人はタクシー運転手に向いていません。

プライドが高すぎると人とは、素直に教えてもらうことができない人、他人に謝ることができない人のことです。

未経験からタクシー運転手になる場合、一から仕事を教えて貰う必要がありますが、プライドが高すぎる人はプライドが邪魔して素直に教えてもらうことができません。研修期間に辞めてしまうケースもあります。

タクシー運転手は最初はお客さまから道を教えていただく機会が多く、素直に教えらう気持ちが必要。

新人のころは、お客さまをご案内するときに遠回りしてしまうことが多いですが、このとき謝ることができないと苦情に発展するケースが多いです。


プライドが高すぎて、素直に教えてもらうことができず失敗しても謝れない人は、タクシー運転手は向いていません。

まとめ

わたしはタクシー運転手を5年間続けていますが、その中で「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由を考えてみました。

  • 給料が歩合制できつい
  • 勤務時間が長い
  • お客さまとのトラブルがきつい
  • 事故のリスクがある
  • 犯罪に合うリスクがある
  • 社会的なイメージが悪い
  • 他業種への転職が難しくなる
  • 個人タクシーになるまで10年かかる

こんなに「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由があるわけですが、それでもタクシー運転手にはこれらを補えるほどの魅力があると感じています。



タクシー運転手にはこんなメリットがあるからです。

  • 職場の人間関係が楽
  • 仕事上のプレッシャーが少ない
  • 休日はやりたいことに専念できる
  • 意外と稼げる

この4つのメリットは、職場の人間関係で悩んでいる人や、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになっている人にとっては、とても魅力的なこと。


タクシー運転手は誰にでもおすすめできる職業ではありませんが、次のタイプの人はタクシー運転手になるべきです。

  • 収入を上げたい人
  • 運転が好きな人
  • 接客が好きな人
  • 職場の人間関係から解放されたい人

「タクシー運転手はやめとけ」と言われるほどこの仕事のデメリットは大きいですが、上記の4つのタイプの人はデメリットが許容できるうえタクシー運転手が天職になる可能性があります。

この記事を参考にして頂いたうえで、転職にむけて行動しましょう。

未経験からタクシー運転手になるために、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

  • タクシーでどれだけ稼ぎたいかを明確にする
  • 自分に合った勤務形態を選ぶ
  • タクシー専門の転職サイトに登録する
  • 転職サイトからタクシー会社に応募する


詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

わたし自身の実体験から、失敗しない転職方法を解説しています。

>>未経験からタクシードライバーへ転職する方法。現役ドライバーが解説



もしもあなたが、いま在籍している職場で辞めることを切り出せないようでしたら、こちらの記事を読んでみてください。

転職経験者が自身の体験にもとづいて、転職を切り出せないときの対処法を具体的に解説しています。

>>退職を切り出せない時の対処法(外部サイト)

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