タクシー運転手がクズ呼ばわりされる理由を現役ドライバーが考察します

上記のような疑問にお答えしていく記事です。

この記事を書いている私は、タクシー運転手歴6年の現役ドライバーです。

私が実際現場で仕事をしていて感じる、「タクシー運転手がクズ呼ばわりされる理由」は次の４つです。

結構ありますね…。

「タクシー運転手になって大丈夫かな」と心配される方もいると思います。実際に私も、世間からの見られ方を気にしていたことがあります。

ですが、もちろんクズではないタクシー運転手もたくさんいますので安心してください。

タクシー業界に身を置く私が、タクシー運転手がどうしてクズと言われるのかについて解説していきます。

タクシー業界は、会社により世間のイメージが変わることもあります。特に、いわゆる「黒タク」と呼ばれるハイクラスタクシーのドライバーは、VIPや冠婚葬祭の送迎をすることもあり、決して「クズ」などと呼ばれることはありません。

黒タクドライバーへのキャリアアップの道が用意されているタクシー会社を選べば、やりがいを持って仕事に打ち込めるはずです。会社選びの際は、タクシー業界専門のエージェントを使うのがおすすめです。中でも私がおすすめなのは、ドライバーズワークです。キャリアプランや給与のことまで、アドバイザーが親切に相談に乗ってくれます。

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タクシー運転手がクズ呼ばわりされる４つの理由

タクシー業界に6年以上身を置くわたしが、タクシー運転手がクズだと言われる理由について考えてみました。

以下の4つが大きいのではないかと思っています。

それぞれについて詳しく解説していきますね。

一昔前の悪いイメージが残っている

タクシー運転手は一昔前、「運ちゃん」と呼ばれて軽く見られていました。

この背景には、1980年代後半から1990年代初頭にかけてのバブル期のタクシー運転手のイメージが今でも色濃く残っていることがあるようです。

その頃のタクシーは需要がとても高く、お客様がタクシーをつかまえるために、一万円札（チップという意味で）振っていたという話を聞いたことがあります。

タクシー運転手がお客様を選んでいたため、距離が近いと怒られるというエピソードを、今でもお客様から聞くことがあります。

バブル期のタクシー運転手のイメージが現在も残っており、タクシー運転手はクズだと言われる理由の1つとなってしまっているのです。

仕事でうまくいかなかった人が集まりやすい

私の周りでは、前職がうまくいかなくてタクシー運転手になられた方々がいます。

実は私自身も、タクシー運転手になる前はアパレル販売員を8年ほどやっており、アパレルの給料で家族を養っていけず、タクシー運転手に転職することにしました。そういう意味では、私も「仕事でうまくいかなかった」というカテゴリに入るのかもしれません。

もちろん、初めからタクシー運転手になりたくてなった方もたくさんいます。しかしながら、実際にタクシー業界にいると、前職がうまくいかなかった方のほうが多いと感じます。

良く言えば、誰でも受け入れるタクシー業界の懐の深さもあるんだと思いますが…。

とはいえ、この「仕事でうまくいかなかった人が集まりやすい」ということが、「負け犬」や「クズ」の集まりというイメージに繋がっているようです。

自分勝手な営業をしているドライバーがいる

私の周りでも、自分勝手な営業をしているドライバーが一定数います。

「自分勝手な営業」というのは、具体的には以下のようなものですね。

結構タチが悪いですよね。そんな自分勝手な営業をして、周りのドライバーには愚痴ばかり…。

このような仕事の仕方をしているドライバーをみると、クズと呼ばれても仕方ないと感じます。

こうした悪質な営業をしているドライバーがいることが、タクシー運転手はクズだと言われることに繋がっているのでしょう。

運転マナーが悪いドライバーは目立ちやすい

タクシー運転手は、タクシー会社の看板を掲げて営業しているため、運転マナーが悪いと目立ちやすいです。

実際に、運転マナーについて苦情に上がるケースが多いですね。

一般の方からすると、「プロドライバーなのに何をやってるんだ？」と言うことに…。言い訳は通用しません。

マナーが悪いドライバー、交通ルールを守らないドライバーがいることが、タクシー運転はクズだと言われる理由に繋がっています。

タクシー運転手は本当にクズなのか？

タクシー運転手をやっていると、身勝手な行動を繰り返して、クズだと言われても仕方ないなぁと感じるドライバーは残念ながらいます。

しかしながら、そのような悪質なドライバーは少数だと感じます。

少数でも、身勝手なことをやっているドライバーがいるため、世の中ではタクシー運転手はクズだというイメージが残っているようです。

クズではないタクシー運転手も沢山いる

わたしの周りでは、真面目に働いているタクシー運転手が沢山います。

このようなドライバー達は、安全で快適にお客さまをご案内するために、日々の業務に携わっているのです。

実際にわたしが働いているタクシー会社では、お客さまからお礼の言葉が届くことがありますよ。

社会的なイメージは良くなりつつある

ここ数年でタクシー運転手の社会的なイメージが良くなりつつあります。

1991年の初頭からバブル経済が崩壊後から、タクシー業界は売り手市場から買い手市場へと変わり、タクシー会社も変化を求められたからです。

タクシー会社は、お客さまから選んで頂けるためにドライバーの教育に力を入れるようになりました。

このため、お客さまからのイメージは「横柄な態度の運ちゃん」から「接客マナーが良い運転手さん」へと少しずつ変わってきているのです。

まだ悪いイメージが残っている部分はありますが、以前に比べるとかなり良くなっているのではないでしょうか。

ドライバーの需要は上がってきている

タクシー会社に勤めていると、タクシー運転手の需要が上がってきていると感じます。

タクシー売手の需要が上がってきている背景には、超高齢社会になったことがあるでしょう。

現代の高齢者率は、総務省の統計によると国民全体の3割にもなるといわれています。

移動困難な高齢者が増えると、小回りの効くタクシーの需要が上がることは想像しやすいですね。

このようなシーンでタクシーが利用されることが多いわけですね。

ドライバーをやっていて最近特に感じるのは、免許証を返納してタクシーを使うようになったお客様が増えているということです。

コロナ禍の外出自粛時には一時的にお客様が減りましたが、それが収まってからは少しずつタクシーを利用するお客様が戻ってきていると感じています。

需要の波に乗るためには会社選びが大切

「AIによる自動運転に仕事を奪われるのでは？」という話もありますが、特に日本においては高齢者からのニーズが高く、今後もタクシー需要は上がっていくと私は考えています。

これからタクシー業界への転職を考えている方は、この波に乗るために会社選びが大切です。

タクシー会社が、一般のタクシー以外にも取り組んでいる送迎業務がないかチェックしておくとよいでしょう。

一般的なタクシーのほかにも、次のような輸送の仕事にチャンスがあります。

コロナのような予想できない事態が起きたときでも、幅広く業務を展開している企業のほうが安心です。

私自身も、コロナで一旦給料が下がりましたが、タクシー以外の輸送業務を担当できたおかげで、給料がコロナ前の水準に戻りました。

タクシー運転手として安定して稼ぐためには、タクシー会社の事業内容を把握しておく必要があります。

ですが、求人やホームページを見てもなかなかそこまでの情報は載っていません。

そこでわたしがおすすめするのは、タクシー転職エージェントのドライバーズワークを利用することです。

ドライバーズワークの転職コンサルタントはタクシー会社の業務に精通しているため、安定して稼げるタクシー会社を紹介してもらえます。

好条件の求人はなくなりやすいので、まずはのぞいてみてください。

まとめ

タクシー運転手がクズと言われる理由は4つあります。

一部のドライバーが自分勝手な営業や、迷惑な運転をしているため、タクシー運転手がクズだと言われることがあるようです。

しかしながら、タクシー業界で５年ほど働いているわたしの実感としては、真面目に働いているドライバーがほとんどです。

ドライバーへの教育に力を入れているタクシー会社が増えて、タクシー運転手は魅力的な職業として確立されつつあります。

超高齢社会になった現代において、今後は送迎需要がますます増えてくるでしょう。需要の波に乗り、タクシー運転手として安定して稼ぎたいなら、何よりも会社選びが大切です。

タクシー運転手へ転職をお考えの方は、タクシー転職サイトを利用するとより良いタクシー会社に巡り合えるでしょう。