働きかたと待遇

【実例あり】タクシードライバーの休憩のとり方を現役ドライバーが解説


タクシー業界に興味がある人

タクシードライバーってどうやって休憩をとってるのかな
勤務時間が長そうだけど、休憩時間はどのくらいあるのだろう?
実際にドライバーをやっている人に聞いてみたい


✔️ この記事を読むと分かること

  • タクシードライバーの休憩の取り方
  • 実際にドライバーをやっている人の実例



✔️ 記事の信頼性

しょうたプロフィール

Twitterアカウント(@shota_thanks)

この記事を書いているわたしは、タクシー歴6年の現役ドライバーです。

この記事は、タクシードライバーの休憩の取り方について、わたし自身の実例もご紹介しながら解説しています。



タクシードライバーは、乗務中はひとりで仕事しているため、基本的には好きなタイミングで休憩できます。

これからタクシードライバーの休憩時間や休憩場所などについて、詳しく解説していきます。



では、ここから本文です。

タクシードライバーの休憩の取り方


タクシードライバーは、基本的には乗務中自由に休憩をとることができます。

ただし、法律で休憩時間が決まっていたり、タクシー会社によっては独自のルールが決まっていたりすることがあります。

しょうた

これから、タクシードライバーの休憩のとり方を、わたし自身がどのように休憩をとっているか実例も紹介しながら解説していきますね。


休憩時間


タクシードライバーの休憩時間は、法律により定められています。

ドライバーが過労で事故を起こさないようにするためですね。

タクシードライバーは、勤務形態によって勤務時間や休憩時間が異なります。


タクシードライバーの勤務形態ごとの勤務時間と休憩時間は次のとおりです。

勤務形態勤務する時間帯勤務時間休憩時間
隔日勤務7~翌3時20時間3時間
夜勤18時~4時10時間1時間
昼勤7時~17時10時間1時間

※勤務時間は、タクシー会社やドライバーによって異なります。参考までにご覧ください。



わたしは、昼勤と夜勤をやっていますが、1回の休憩で法定時間の60分をとることはほとんどありません。

何回かに分けて合計で60分になるように休憩をとっています。

実例わたしの場合は、10分くらいの小休憩を2回、40分くらいの食事休憩を1回とるパターンが多いですね。

10分くらいの休憩をとるだけでも、疲れのとれかたは違うと感じています。



ちなみに、休日がどれだけあるかも勤務形態によって異なります。

勤務形態月間の休日数
隔日勤務17~19日
昼勤6~8日
夜勤6~8日


しょうた

隔日勤務で働くと、休日がたくさんあります。

タクシードライバーの休日の仕組みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をごらんください。

>>タクシードライバーは連休がとりやすい!?休日の仕組みを徹底解説

休憩場所


休憩場所は、安全に停められて、法律に違反しない場所であれば、基本的にドライバーの判断で休憩できます。

ただし、パチンコ店に入ることは禁止されているタクシー会社が多いようです。

タクシードライバーのイメージが悪くならないようにするためでしょうか。

場所によっては、タクシーしか停めれないスペースがあり、このような場所はタクシーにとっては休憩しやすいです。

タクシードライバーは、それぞれお気に入りの休憩場所をもっていることが多いようですね。

実例わたし自身は、コンビニや公園で休憩をとることが多いです。

コンビニで休憩をとるときは、コンビニの人に悪い気がするため、ドリンクや食べ物など何かしら買い物するようにしています。


近隣住民から苦情が出た公園や、利用禁止になっているコンビニなどは、会社から通達がでますが、このような場所は避けるようにしています。



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しょうた

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他のタクシードライバーもこんな感じです。


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しょうた

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関連記事タクシー運転手になるには?最短方法を現役ドライバーが教える


休憩中やってること


わたしが休憩中にやっていることは、仮眠をとったり、食事をとったりしています。

スマホを見ることもありますが、きほんは体を休めることに重きを置いていますね。

特に隔日勤務は勤務時間が20時間前後と長いため、休憩中に仮眠をとることが必要になります。

タクシーの座席で眠れるのかと思う方がいるかもしれませんが、意外と眠れるようです。

わたし自身も、夜勤のときに仮眠をとることがありますが、10〜20分くらい眠るだけでスッキリすることが多いです。

わたしはあまりしませんが、公園などでドライバー同士が喋っているのもよく目にします。

休憩中、タバコや夜間の騒音などマナーを守らないと、近隣住民から苦情がくるため気をつけなければなりません。

実例たまに、ラーメン屋や牛丼店などで食事することもあります。

長距離のお客さまをご案内した後に、余韻にひたりながら食べるご当地グルメは最高です。



労働時間に関する法律やルール


タクシー運転手の労働時間に関しては、労働大臣告示「自動車運転者の労働時間の改善のための基準」(改善基準告示)によって定められています。


しょうた

わたしは、タクシー運行管理者の資格を取得していますが、試験勉強でもこの改善基準告示を学びました。

ドライバーとしても、知っておいて損はないかと。


タクシー会社では、このような法律やルールに従って運行管理が行われています。

これから、タクシー業務に特に関わるポイントに絞って、解説していきましょう。

労働時間は法律で定められている


タクシードライバーの労働時間は、日勤勤務者と隔日勤務者とで別々に定められています。

日勤とは、昼勤と夜勤だと認識してもらって問題ないです。

まず押さえておくべきポイントは、拘束時間と休息期間



日勤と隔日勤務とでそれぞれ次のように定めれています。

拘束時間休息期間
日勤勤務者月299時間が限度8時間以上
隔日勤務者月262時間が限度20時間以上


ここでは、拘束時間と休息期間がどれくらいかを、ざっくり見ておいてください。

しょうた

これから、詳細を説明します。


拘束時間の上限


タクシー運転手の拘束時間の上限は、次のように定めれらています。

勤務形態1日の拘束時間1ヶ月の拘束時間
日勤(昼、夜)13時間(16時間まで延長可)299時間
隔日勤務21時間262時間


月間の拘束時間は、書面による労使協定により、隔日勤務で270時間まで、日勤で322時間までそれぞれ延長できます。

労働環境改善の流れから、今後の改正によって拘束時間が短くなる可能性があります。



タクシー運転手の1日の拘束時間は、月間の拘束時間内にも収まらなければなりません。

例えば、日勤で月22日勤務と月24日勤務の場合、1日の拘束時間はつぎのようになります。

  • 月22日勤務 299時間÷22日=13.59時間
  • 月24日勤務 299時間÷24日=12.45時間



洗車や納金、点呼といった会社にいる時間も拘束時間に含まれます。

なので、月22日勤務で13.59時間がまるまる乗務できる訳ではありません。

目安としては、13.59時間から1時間ひいた12時間くらいが、タクシーに乗る時間です。


休息期間


休息期間とは、勤務と次の勤務の間の時間です。

ざっくり言うと、勤務を終えて家に帰って体を休ませるための時間。

拘束時間内にとる休憩時間とは異なるので、混同しないようにしましょう。



拘束時間と休息時間を図に表すと、下のようになります。

日勤の拘束時間と休息期間


隔日勤務の拘束時間と休息期間



隔日勤務者のほうが拘束時間が長いため、疲れを癒すために休息期間はより長くなっています。

しょうた

がっつり働いて、しっかりと休むという感じですね!


「休憩とりすぎ?」→タクシードライバーにとって休憩は仕事のうち


「タクシードライバーは休憩をとりすぎ」だというイメージがあるかもしれませんが、タクシードライバーにとって休憩は仕事のうちです。

適度な休憩は、体調を維持し安全運転を行うために必要だからです。

また、タクシードライバーの給料は歩合制なので、体調を壊して休んでしまうと、給料が減ってしまいます。

タクシードライバーを続けていくためには、無理をせず適度に休憩をとることが必要不可欠なのです。

効率よく休憩するためには?


効率よく休憩するためには、休憩場所に行くための移動時間をなるべく少なくすることが必要です。

回送にしていれば、移動途中にお客さまの手が上がってもお乗せすることはできませんが、この間は営業時間をロスすることになるからですね。

例えば、「港区で休憩するなら○○公園」というように、エリアごとにお気に入りの休憩場所を決めていれば、休憩したくなったときに探す必要がなく、ロス時間の短縮に繋がります。


効率よく休憩するために、休憩しやすい公園やコンビニなどを普段から把握しておくことが必要なのです。

休憩と売上の関係


タクシードライバーにとって、休憩と売上は切っても切れない関係があります。

休憩をとりすぎると、営業に使える時間が減ってしまいます。

例えば、休憩中に自宅へ戻って仮眠すること可能ですが、自宅へ帰る時間が1時間かかったとすると、それだけ営業に使える時間が減ることになので、自宅へ戻って休憩するドライバーは少ないのです。



とはいえ、休憩時間は売上を下げるだけのものではありません。

適当な休憩は、集中力を保ち、うまくお客さまをゲットすることに繋がります。



仕事の流れが悪く空車の時間が続くときには、流れを変えるためにあえて休憩をとることもあります。

このように売上と休憩は、タクシードライバーにとって切っても切れない関係にあるのです。

関連記事>>「タクシー運転手はやめとけ」と言われる理由を、ドライバー歴6年の僕が教える


3時間以上休憩することはできるの?



隔日勤務の場合、法令で勤務時間のうちに3時間の休憩をとることが定められています。

「法令で定められた時間以上休憩することは可能なのか」というと、可能です。


休憩時間は、ドライバーの裁量に任せられているからですね。

とはいえ、営業日報を見れば一乗務のなかで合計何時間休憩をとったかは一目瞭然なので、会社に戻ったあとに管理者から「どうしてこんなに休憩取ったの?」と聞かれたり、必要に応じて指導を受ける可能性はあります。

休憩が多すぎると売上が減ることにつながるため、会社としても勤勉に働いてほしいという思惑があるからですね。

タクシーの位置はGPSによって把握されているので、何時間も同じ場所に停まっていると会社が気づき何かトラブルに巻き込まれたのではないかと、ドライバーに電話が入ることもあります。


しょうた

特に夜勤では、10分仮眠するつもりが1時間以上爆睡してしまい、管理者が心配して電話してくるのは、あるあるです。


営業所で休憩することもある


タクシー会社によっては、仮眠室やシャワールームなどの休憩設備を備えていることがあります。

隔日勤務や夜勤は、夜間働いて早朝にタクシー会社へ戻ってきます。

会社へ戻ってくると、疲労から眠くなりやすいですが、休憩設備で仮眠をとれば、すっきりした状態で帰宅することができますね。



タクシードライバーを続けていくためには、心と体に負担をためないことがとても大切です。

そのためには、無理をしないことや適度な休憩が欠かせません。

法令で休憩時間が定められているものの、実際はドライバーの裁量にゆだれられている部分がまだまだあります。
健康にこの仕事を続けていくためには、無理しなくていい環境で働きたいものですね。
そのためには、会社選びが大切です。


ドライバーが休憩しやすいように設備を整えていたり、売上のプレッシャーから過重労働させないように配慮したりと、こういったところができているタクシー会社だと、ドライバーは仕事を続けていきやすいでしょう。

タクシー業界に興味がある人

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タクシー業界に詳しい転職アドバイザーに相談するのが一番ですよ。

しょうた



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つまり、長い目でみれば今タクシー運転手になったほうが、理想の生活を送れる可能性が高い。



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タクシードライバーの働きかた


タクシードライバーは、勤務形態によって勤務時間や勤務日数が異なります。

タクシードライバーの勤務形態は、次のようなものがあります。

  • 昼勤
  • 夜勤
  • 隔日勤務


しょうた

これから、勤務形態によって、勤務時間や勤務日数がどうなっているのか説明していきます。



実際の勤務時間や勤務日数は、タクシー会社によって個別に決まっているので、参考までにご覧ください。


勤務時間


勤務形態ごとの、勤務時間は下記のようになります。

勤務形態勤務する時間帯勤務時間
昼勤7時~17時10時間
夜勤18時~4時10時間
隔日勤務7~翌3時20時間


タクシードライバーの勤務時間



隔日勤務の勤務時間は、20時間ていどと長く、上の図でいくと朝7時に出勤して翌朝3時まで働くことに。

勤務時間内に、合計3時間の休憩をとります。

しょうた

体が慣れてしまえば、規則的な生活で楽だというドライバーが多いようですね。


勤務日数


タクシードライバーの月間の勤務日数と休日数は、下記のとおりです。

勤務形態勤務日数休日数
昼勤22~24日6~8日
夜勤22~24日6~8日
隔日勤務11~13日17~19日


一ヶ月のシフトの例は、こんな感じです。

昼勤の場合

1 2 3 4 5 6 7 
8 9 10 11 12 13 14 
15 16 17 18 19 20 21 
22 23 24 25 26 27 28 
29 30 
…出勤日(24日) …公休日(6日)



昼勤は、月6〜8日休みのタクシー会社が多いです。

夜勤も同じようなシフトパターンになります。

わたしが働いているタクシー会社では、週休二日制を増やしていく方針だそうです。

他のタクシー会社でも、今後は週休二日制を導入するところが増えてくるかと。



隔日勤務の場合

1 2 3 4 5 6 7 
8 9 10 11 12 13 14 
15 16 17 18 19 20 21 
22 23 24 25 26 27 28 
29 30 
…出勤日(12日) …明け番(12日) …公休日(6日)


このシフトでは、月間の出勤日が12日。

明け番が12日、公休日は6日なので、明け番と公休日を足した18日が休みということになります。

隔日勤務は休日が多く、自分の時間がたくさん作りやすい勤務形態かと。

勤務時間の長さや、夜間働くことが大丈夫な人なら、やってみる価値はありそうですね。


まとめ


タクシードライバーの休憩は、乗務中にドライバーの裁量で自由にとることができます。

ただし、休憩時間は法律でさだめられている他、タクシー会社によってルールがあることもあります。

マナーやルール内であれば、自由に休憩とることができるのは、タクシードライバーならではの魅力です。

休憩中に仮眠をとることや、好きなラーメン屋で食事することもできます。

タクシードライバーにとって、休憩は仕事のうちです。

うまく休憩をとりリフレッシュすることが、仕事へのモチベーションを保ち、体調管理することに繋がります。

タクシードライバーの仕事を長く続けていくためにも、無理をせずこまめな休憩は欠かせません。


無理をせずに、健康的にタクシードライバーを続けていきたいものですが、そのためには会社選びが大切です。

この記事を参考にして、ぜひ素晴らしい生活を手に入れてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。



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