
「地方に住んでますが、タクシードライバーをやってみたいです」
「地方でタクシードライバーやって稼げるの?」
「タクシーやるなら、やっぱり都会がいいのかな…」
本記事では、このようなお悩みを解決していきます。
✔️ この記事を読むと分かること
- 地方でタクシードライバーをやって稼げるのか
- 地方と都会のタクシードライバーの違い
- 地方から都会へ出てタクシーをやるメリット
✔️ この記事の信頼性

Twitterアカウント(@shota_thanks)
この記事を書いているわたしは、名古屋で5年ほどタクシードライバーをやっています。地方でタクシードライバーをやった経験はありませんが、地方出身なので、地方の事情もそれなりに分かります。
結論からいうと、タクシードライバーをやるなら地方よりも都会のほうが稼ぎやすいです。
しかしながら、タクシードライバーの給料は歩合制が基本なので、やり方によっては地方でもある程度は稼くことが可能だと考えています。

名古屋でタクシードライバーをやっているわたしたがら語れる、地方と都会の違いを知りたいかたは、ぜひ本文をご覧ください。
地方でタクシードライバーをやって稼げるのか?

地方でタクシードライバーをやって、都会と同じように稼ぐことは、ハードルが高いと言えるでしょう。
理由の一つは、人口の違いが挙げられます。
タクシードライバーが稼ぐためには、大前提として人が外出する必要があるからです。
- 買い物へ出かける
- 病院へ通う
- 会社に通勤する
- 飲みに出るなど
タクシーを利用するのは、上記のような理由で外出する人びとです。
新型コロナの流行により外出自粛要請が出されてから、タクシードライバーの売上が下がっています。
外出する人が減ったことが、タクシー利用客の減少へと直結しているからですね。
少し話がそれましたが、地方では人口が少ないため、外出する人の数がそもそも少ないのです。
地方はタクシー利用客の絶対数が少ないため、都会に比べて稼ぎにくいと言うことができるでしょう。
ただし、地方のタクシードライバーでもご指名で利用するお客さまとの関係が広かったり、長距離利用のお客さまを獲得していたりすると、稼げる可能性は充分にあります。
地方のタクシーで稼ぐために必要なことは、このあと解説していきます。
地方のなかでも、地域によってタクシー事情が変わる
タクシーが利用されやすいかどうかは、地域によって差があります。
では、どのような地域がタクシーが利用されやすいのでしょうか?
タクシーが利用されやすい条件
- 免許証返納でタクシー料金が割引される
- 高齢者、障害者、妊婦などの割引制度がある
- 代行サービスが浸透していない
わたしがタクシードライバーをやっている名古屋は、タクシーが利用されやすい地域だと感じますが、これらの条件全てがあてはまります。
地方でタクシードライバーをやることをお考えのかたは、タクシーが利用されやすい地域かどうかをを考えてみるとよいでしょう。
人によっては、地方でタクシードライバーやることをすすめられる
人によっては、地方でタクシードライバーをやることをおすすめできます。
地方でタクシードライバーをやることがおすすめできる人は、次にあげるような人です。
- 生活費には困らない人
- 家族の理解がある人
特に「生活費には困らない」ことは重要かと。
なぜなら、タクシードライバーは歩合制で給料が安定しにくい職業だからです。
人が少ない地方では、なおさらですね。
都会だったら、普通に営業していれば誰でもそれなりに稼げますが…
地方のタクシーで稼ぐためには、人が少ないなかで集客する方法や、客単価を上げる必要がありますね。
これから、地方のタクシーで稼ぐために必要なことを解説していきます。
地方でタクシーやるなら、どうやって稼ぐ?

名古屋でタクシードライバーをやっているわたしが、仮に地方でタクシードライバーをやるとしたらどうやって稼ぐかを考えてみました。
結論からいうと、わたしが地方でタクシードライバーでやるとしたら、次にあげることを行います。
- 固定客の獲得に力を入れる
- 無線配車を活用する
- タクシー乗り場で待機
地方では、流しで乗ることはほとんどないため、稼ぐためには上記の3つが必要です。
これから、この3つについて具体的に解説していきます。
固定客の獲得に力を入れる
地方で稼ぐためには、固定客の獲得に力を入れるべきです。
理由は、地方ではそもそもタクシー利用客が少ないからですね。
長距離で利用する固定客をつかむことができれば、客数の少なさもカバーできます。
わたしは地方でアパレル販売員をやった経験がありますが、地方では固定客が掴めないとどんなビジネスでも厳しいと感じました。
飲食店でも服屋でも、集客できないと稼げません。
そこで、固定客をつくるために必要ことを考えてみました。
ターゲット客 | アプローチ法 |
飲み屋通いしている人 | 居酒屋に通ってマスターと仲良くなり、お客さまを紹介してもらう |
通院している人 | 家族の知り合いを紹介してもらう。親切で丁寧な接客をして気に入られる。 |
わたしだったら、固定客をつかむために上記のことを行います。
居酒屋にいくことはコロナ渦ではなかなか難しいですが、コロナが収まれば休日に飲みにいって、できるだけ顔を売るようにしますね。
家族の周りで通院している人がいれば、紹介してもらうことができるかもしれませんね。
また、普段から親切で丁寧な接客をしていれば、お客さまに気に入られて、次回は指名で乗ってもらえるかもしれません。
地方では都会のように流しでタクシーに乗ることが少ないため、稼ぐためには自分自身で集客する力が必要です。
無線配車を活用する
無線配車とは、配車センターに入った注文がタクシーに振り分けられるシステムのことをいいます。
地方のタクシーは、流しで乗るお客さまが少なく、稼ぐためには無線配車を活用することが必要です。
無線配車を効率よくとるためには、無線配車で乗ってくるお客さまの情報を蓄えておくと役に立ちます。
役立つ、お客さま情報
- ご利用区間
- 利用する曜日と時間
- ルート
タクシーの無線配車は、基本的に配車場所に最も近いタクシーに配車されます。
お客さまが利用される曜日と時間を覚えておけば、配車が入りやすいように配車場所の近くに進行できるでしょう。
無線配車のシステムは、タクシー会社や配車アプリによって様ざまです。
無線配車のシステムを理解して、その特性に合わせていくことが必要でしょう。
タクシー乗り場に待機する
地方のタクシーの営業方法として大部分を占めるのは、待機です。
無線配車や固定客からの注文が入らない時間待などは、タクシー乗り場で待機します。
一般的にタクシー乗り場があるのは、駅や商業施設などです。
タクシー乗り場を選ぶとき、押さえておきたいポイントは2つあります。
- 回転率
- 客単価
なぜこの2つのポイントを押さえておきたいかを、これからお話ししましょう。
回転率
回転率が良い乗り場だと、待機に入ってから乗車までの時間が短いです。
待機から乗車までの時間が短ければ、営業時間が増え、売上アップに繋がりやすいですね。
タクシーの限られた営業時間のなかで稼ぐためには、ある程度の営業回数が必要かと。
そのためにも、回転率を考えて待機場所を選ぶ必要があります。
客単価
タクシー乗り場に待機するとき、客単価を考えることも重要です。
タクシーは長距離のお客さまを乗せることができれば、売上が伸びやすいからですね。
例えば、1万円の乗車が1回あったときと、千円の乗車が10回あったとき、売上は両方とも1万円です。
地方では営業回数を伸ばすことが難しいため、単価が低いと売上が伸びにくいはず。
地方のタクシーで稼ぐためには、ある程度の営業回数は必要ですが、客単価にもこだわる必要があるわけです。
タクシー乗り場の情報は、同じタクシー会社の人やタクシー乗り場で待機しているときに他のドライバーに聞いておくとよいかと。
地方と都会のタクシードライバーを比較

地方 | 都会 | |
平均年収 | 200~300万円くらい(地域差が大きい) | 310~370万円くらい |
営業スタイル | 待機や無線配車が中心 | 流し、無線配車、待機 |
働きやすさ | のんびり働ける | 大手は規則が厳しい傾向 |
地方はのんびり働けるいっぽうで、平均年収が低い傾向があります。
反対に都会では、平均年収は地方に比べて高いですが、大手タクシー会社など規則が厳しい傾向があるようです。
自分のライフスタイルや生活費などを含め総合的に考えて、働く地域を考えたほうがよいでしょう。
平均年収の比較

地方と都会の平均年収を比較してみました。
全国ハイヤー・タクシー連合会の調べによると、都道府県別タクシードライバーの平均年収(令和3年)は次のとおりです。
地方
- 北海道 232万円
- 秋田 257万円
- 群馬 263万円
- 滋賀 218万円