タクシードライバーの実務

【現役ドライバーが選ぶ】タクシードライバーの必需品と選び方

新人ドライバーの○○さん
新人ドライバーの○○さん

「タクシードライバーになるとき、揃えておくべき必需品は?」
「どうやって選べばいいの?」
「実際にドライバーやってる人の持ち物を参考にしたい」



✔️ この記事を読むと分かること

  • 現役ドライバーが実際に使っている必需品
  • 必需品それぞれの選び方
  • あると便利なおすすめ持ち物



✔️ この記事の信頼性

Twitterアカウント(@shota_thanks)

この記事を書いているわたしは、タクシー歴5年の現役ドライバーです。

この記事では、実際にわたしが乗務中に使っている必需品を紹介しています。



結論からいうと、タクシードライバーの必需品は下記の7つです。

  • ボールペン
  • バインダー
  • お札入れ(釣り銭用)
  • コインケース(釣り銭用)
  • 腕時計
  • ハンカチ
  • 革靴



しょうた
しょうた

挙げてみると、意外とたくさんありますね。

これからタクシーに乗る新人さんの参考になるように、わたしが必需品をどのような基準で選んでいるかもご紹介します。

タクシードライバーの必需品7選

これからタクシードライバーになる方が最低限揃えておくべき必需品は、次の7つです。

  • ボールペン
  • バインダー
  • お札入れ(釣り銭用)
  • コインケース(釣り銭用)
  • 腕時計
  • ハンカチ
  • 革靴



この7つは、タクシードライバーにとって必需品と呼べるものです。

これから、必需品をどのような基準でわたしが選んでいるかも解説していきます。

新人のかたは、一人デビューまでには用意しておきましょう。

ボールペン

ボールペンは、日報やタクシーチケットに記入するのに使います。

画像のボールペンは、わたしが愛用しているものです。

乗務中に失くしても困らないように、2本以上常備しておくと良いでしょう。

ボールペンの選びかた

  • 消せないインク
  • シンプルなデザイン
  • 値段が安い



しょうた
しょうた

この3つは、わたしがボールペンを選ぶときの基準です。

消せないインク

一番大切なのは、「消せるインクのボールペン」は使わないこと。

タクシーチケットの金額を「消せるインクのボールペン」で書くと、後から金額を書き換えることになってしまうからです。

タクシーチケットの不正利用に繋がるため、わたしが働いている営業所では、使用禁止になっています。

シンプルなデザイン

お客さまにチケットの記入で使ってもらうことがあるため、わたしはなるべくシンプルなデザインのボールペンを選んでますね。

値段が安い

最近は、シンプルでデザインが洗練されたボールペンが100円くらいで売られています。

コンビニでも買えるので便利になりましたね。

バインダー

バインダーは、乗務中に書く日報を挟むのに使います。

バインダーは人よって好みがあります。

自分が使いやすい物でオッケーかと。

参考までに、バインダーを選ぶときのわたしの基準をご紹介します。

バインダーの選びかた

バインダーは、日報が挟めるクリップが付いていれば充分だと、わたしは考えています。

バインダーに書類やタクシーチケットを挟んでいるドライバーもいますが、シンプルなほうが使いやすいかと。

バインダーにお客さまからいただいたタクシーチケットを挟んでおくと、紛失する恐れがあります。

タクシーチケットは、次にご紹介するお札入れのほうに収納しています。

100円ショップ充分

結論からいうと、バインダーは100円ショップで売られている物で充分です。

実際にわたしも新人のころは、バインダーを100円ショップで購入してました。

1ヶ月くらい使っていると、表面が破れてはきますが、100円だから買い替えやすいかと。

少し良い物が使いたい方は

そして、ここ3年くらい愛用しているのが、こちらのバインダー。

先輩から頂いたものですが、樹脂を整形した物でとにかく丈夫です。

値段は少し高くても長く使えれば、コスパが高いですね。

参考までに、これに近いバインダーのリンクを貼っておきます。

お札入れ(釣り銭用)

お札入れは、お会計に使う釣り銭を収納しておくために使います。

お札入れ(釣り銭用)の選び方

  • 中に仕切りがある
  • ファスナーで閉めれる
  • 大きすぎない



わたしが愛用しているお札入れは、このの3つが当てはまります。

画像に載せている物で、100円ショップのDAISO(ダイソー)で購入できますね。

これから、上記3つの利点を解説していきます。

中に仕切りがある

中に仕切りがあると、お札と伝票類を分けて収納できます。

大きい仕切りのほうには、お札。

小さい仕切りのほうには、未収の伝票やタクシーチケットを収納します。

ファスナーで閉めれる

外側にはファスナーが付いていて、閉められます。

閉められると、大切なお札や伝票類が外に飛び出ることがなく安心です。

大きすぎない

お札と伝票類がちょうど入るくらいのジャストサイズです。

たまに、やたらと大きいお札入れを使用している新人さんがいます。

大きすぎる物は、中でお札が遊んでしまい、会計のときお札が出しにくくおすすめしません。

お札と伝票がちょうど入るくらいのジャストサイズだと、上着のポケットなどに入れることができて、使いやすいです。

コインケース(釣り銭用)

コインケースは、お会計で使う釣り銭を収納するために使います。

タクシーのお会計で使う硬貨を、金種別に分けて収納できる物です。

コインケースの選びかた

コインケースの方も、100円ショップで売られているもので充分です。

わたしは、Seria(セリア)のコインケースを5年間愛用しています。


しょうた
しょうた

つまり、釣り銭用のお札入れとコインケースは、100円ショップで揃うというわけですね。


Seria(セリア)のコインケースを選ぶ理由は、2つあります。

  • コンパクトサイズ
  • 耐久性が高い

コンパクトサイズ

セリアのコインケースは、わたしにとってジャストなサイズ。

大きすぎると、置き場所に困ります。

目立つと防犯の面で心配かと。

セリアのコインケースは、タクシーの会計で使う硬貨を、次の枚数ずつ収納できます。

金種収納できる枚数
500円5枚
100円25枚
50円10枚
10円25枚


新人ドライバーの○○さん
新人ドライバーの○○さん

これだけだと、釣り銭が足りなくならない?


しょうた
しょうた

釣り銭が足りなくなったら、コンビニや自販機でドリンクを買えばくずせるから大丈夫ですよ。

耐久性が高い

セリアのコインケースは、普通に使っていれば壊れることは少ないです。

実際にわたしも、1年以上もっています。

とはいえ、地面に落とすと口のストッパーが折れてしまうから要注意。

地面に落としてしまい、硬貨をまき散らした苦い経験があります。

腕時計

タクシードライバーは、時間を気にしながら働いています。

乗務中に時計を見るのはこんな時です。

  • 予約のお客さまとの待ち合わせのとき
  • 予約先に到着して待っているとき
  • 流しているとき、時間帯を気にする
  • 車庫に戻る時間を確認する



タクシードライバーは、ある意味で時間との戦い。時間を制するドライバーは、売上も制しますね。


新人ドライバーの○○さん
新人ドライバーの○○さん

でもスマホの時計や車についている時計を見ればよくない?


しょうた
しょうた

時計は、身だしなみのためにも必要ですよ。
タクシー会社のなかには、時計を身に着けるのが規則になっていることもありますね。

腕時計の選び方

腕時計の選び方としては、基本は自分の好みでオッケーです。

ただしお客さまの目につくことを考えると、あまりに派手なデザインの物は避けたほうがいいでしょう。

これからタイプ別に、おすすめな時計をご紹介します。

時間の確認しやすさ重視の人

見やすい時計がよいかたには、デジタル表示の時計をおすすめします。

予約先の待ち合わせ時間を確認するときや、到着してから何分経過したか確認するときなど、秒単位で時間を見ることがあります。

デジタル時計であれば、時間が数字で表示されているので、秒単位まで確認しやすいです。

丈夫さを重視する人

水や衝撃など、丈夫さを重視する人には、カシオのG-SHOCKをおすすめします。

G-SHOC なら防水性能が高く、洗車や台風の日の乗務など水に濡れるシーンでも安心です。

わたしの周りでも、 G-SHOCK を使っているドライバーをよく見かけますね。

わたしが愛用しているのは、こちらです。

ブラックであれば、派手な印象はなく子供っぽくならないと思います。

デキるドライバーを演出したい人

見た目を重視する方には、アナログ時計をおすすめします。

メタルや革のベルトのアナログ時計なら、デキるドライバーにみられるかも。

わたしの経験からは、背伸びして少し高い時計を買うことは、モチベーションにもつながるのでアリだと思いますよ。

ハンカチ

ハンカチは、身だしなみとして必要です。

休憩でトイレに行くときに使います。

ハンカチの選び方

ハンカチも好きな物を持ちましょう。

参考までに、わたしのハンカチの選びかたをご紹介します。

ラッキーカラーのハンカチを使う

わたしは、出勤前にラッキーカラーを調べて、その日のラッキーカラーのハンカチを使うようにしています。

ラッキーカラーは、占いや風水で調べられるかと。

ラッキーカラーで運気が上がれば、営業がスムーズにいき売上があがるかもしれません。

季節によって素材を変える

わたしは、季節によって使うハンカチの素材を変えています。

例えば、夏場なら吸水性が高いタオル地やリネン素材を使っています。

特にタオル地だと、顔の汗を拭えるので重宝しています。

夏以外は、コットン素材が汎用性があり使いやすいですね。

革靴

タクシードライバーにとって革靴は必需品です。

タクシードライバーにあった革靴を選べば、仕事しやすくなりストレスも減らせます。

革靴の選び方


タクシードライバーに適した革靴の選びとき、特に意識したいことは、次の3つです。

  • 耐久性がある
  • 長時間履いても疲れにくい
  • ソールが滑りにくい



これから、この3つについて解説していきます。

わたしが実際に仕事で履いている靴のレビューについては、こちらの記事で解説。

>>タクシー運転手にはこの靴がおすすめ!失敗しない靴選びのポイントとは?

耐久性がある

タクシードライバーには防水性があり、耐久性がある合皮の革靴が適しています。

タクシードライバーは、雨の日の勤務は靴がビショビショになりやすいからですね。

本革の靴は、濡れたままにしておくと痛みやすい。

最近は、合皮でも見た目はほとんど本革と変わらない靴がでてきています。

水に濡れても大丈夫で、耐久性がある合皮の革靴を選びましょう。

長時間履いても疲れにくい

タクシードライバーには、長時間履いていても足が疲れにくい革靴が適しています。

タクシードライバーの勤務時間は、日勤で10時間以上、隔日勤務にいたっては20時間ていどと長いです。

素材が硬かったり、形が小さくて足を圧迫する靴を履いていると、足が痛くなって仕事が苦痛にすらなります。

タクシードライバーには、素材が柔らかく履き心地が良い靴が良いですね。

ソールが滑りにくい

濡れた路面でも滑りにくいソールの革靴のほうが、安心して仕事できます。

タクシードライバーは車内で座りっぱなしのイメージがあるかもしれませんが、実はけっこう外に出る機会があるからです。

わたしは、雨の日の無線配車で呼ばれたマンションに到着の連絡をしに行くとき、地面が濡れていて滑って転びそうになった経験があります。

こういった経験があるドライバーは多いのではないでしょうか。

万が一でも怪我して仕事を休むことになれば、歩合制が基本のタクシードライバーは給料が減ってしまうことになりかねません。

そうならないために、滑りにくいソールの革靴を選びましょう。

タクシードライバーが選ぶ、おすすめ持ち物10選

必需品とまではいかないけど、タクシードライバーがあると助かる持ち物をこれからご紹介します。

  • クリヤファイル
  • エチケット袋
  • ウェットティッシュ
  • 消毒スプレー
  • フェイスシート
  • 水筒
  • 携帯用バッテリー
  • シートクッション
  • 洗車用シューズ
  • アイマスク


しょうた
しょうた

たくさんありますが、この中から良さそうだと思う

物があったら使ってみてください。

クリヤファイル

A4のクリアファイルが一枚あると、会社からの書類など入れられて便利です。

日報を挟むバインダーに収納しているドライバーもいますが、個人的にはバインダーに挟むのは日報のみ。あとの書類はクリアファイルで管理したほうが、すっきりして仕事がしやすいかと。

エチケット袋

特に夜勤では、エチケット袋があると安心です。

酔っぱらって乗ってきて、車内で吐かれるお客さまがいる からですね。

とはいえ、わたし自身は5年間タクシーをやっていて車内で吐かれたことは一度もありません。外に出てはありますが…。

実際に吐かれることは、そうそう無いかもしれませんが、お守り代わりにエチケット袋を持っていると安心です。

ウェットティッシュ

ウェットティッシュはあると重宝します。

タクシーのシートカバーは白くて汚れが目立ちます。

シートを交換するまで汚れてないけど、なんか気になるなぁというときに、ウェットティッシュでゴシゴシと擦ると汚れが落ちるときが。

乗務中に何回もシートを変えていては、時間がもったいない。少しの汚れなら、まずはウェットティッシュで拭いてみましょう。

消毒スプレー

新型コロナが流行してから、タクシーに消毒スプレーを備え付けているタクシー会社が多いかと。

わたしは会社が備え付けている消毒スプレーの他に、自分用の消毒スプレーを携帯しています。

お会計のあとやトイレに行ったあとなど、気になったときすぐに消毒できるので安心です。

フェイスシート

特に夏場はフェイスシートが手放せません。

フェイスシートを使うと、顔の皮脂が落とせて清潔な印象を保てるので、お客からの印象が良くなるはず。

加えて、メントールの爽快感で仕事中のリフレッシュに最適です。

夏場以外でも夜勤で眠くなったときにフェイスシートで顔を拭くと、刺激で眠気がとれておすすめですよ。

水筒

乗務中の水分補給にペットボトルを買うのもありですが、水筒のほうがおすすめです。

水やお茶ならいいですが、ジュースばかり飲んでいると、糖分の取りすぎになって体に良くないからですね。

水筒に水かお茶を入れて出勤すれば、節約にもなります。

毎日のことだから、飲み物代も馬鹿にならないですね。

健康と節約のためには水筒です。

携帯用バッテリー

携帯用バッテリーもあると便利。

タクシードライバーは乗務時間が長く、休憩中にスマホをみているだけでバッテリーが減っていきます。

携帯用バッテリーがあれば、乗務中にバッテリーが減る心配がなくなるでしょう。

車の電源で充電できる場合は、充電ケーブルでもオッケーです。

シートクッション

シートクッションは、腰痛対策としておすすめです。

お尻と腰の筋肉は繋がっています。

したがって、お尻が痛くなると腰にまで影響します。

わたしは、腰痛になってから乗務中は必ずシートクッションを敷くようになりました。

タクシードライバーは腰痛になりやすく、正しい対処をしないと悪化していくばかりに…

タクシードライバーの腰痛対策について詳しく知りたいかたは、こちらの記事をごらんください。

>>タクシードライバーは腰痛になりやすい?現役ドライバーが教える対処法

洗車用シューズ

洗車のときに履く、洗車用シューズを用意しておくとよいです。

革靴を履いたまま洗車すると、靴が濡れて傷みやすいからですね。

革靴で洗車すると、水が漏れて靴下が湿ってしまうこともあります。

夏場ならまだいいですが、冬に靴下が湿ったままでは足の冷えにつながり、風邪をひく原因に。

洗車用に長靴を使っているかたもいますが、業者の人みたいになるのがわたしは苦手です。

わたしが使っているのは、こちらのMURUGO防水シューズ。

一体成型なので水が漏れる心配もなく、コンパクトなのでロッカーで管理できますね。

アイマスク

夜勤と隔日勤務で働くかたには、アイマスクが必要です。

昼間に寝る生活なので、光で眠れなかったり、眠れても睡眠が浅かったりするからです。

わたしも、夜勤をはじめたばかりの頃は、眠れても3~4時間くらいでした。

遮光カーテンとアイマスクを使うようになってからは、だいたい5~6時間くらい眠れるようになりましたね。

夜勤で1時間多く眠れるだけでも、体調は劇的に良くなります。

Amazonで1,000円くらいで売っているので、夜勤や隔日勤務のかたにおすすめです。

まとめ

タクシードライバーが仕事に使う持ち物は一つ一つは高いものではありませんが、沢山あるため全部揃えていると馬鹿になりません。

まずは、必需品で挙げた物から揃えてみましょう。

100円ショップを活用すれば、費用も抑えられるはずです。

タクシードライバーの必需品7選

タクシードライバーを5年間続けているわたしが選ぶ、この仕事の必需品は7つあります。

  • ボールペン
  • バインダー
  • お札入れ(釣り銭用)
  • コインケース(釣り銭用)
  • 腕時計
  • ハンカチ
  • 革靴



これから乗務が始まるかたは、初乗務までに用意しておきましょう。

タクシードライバーが選ぶ、おすすめ持ち物10選

タクシードライバーがあると役立つ、おすすめ持ち物はこちらです。

  • クリヤファイル
  • エチケット袋
  • ウェットティッシュ
  • 消毒スプレー
  • フェイスシート
  • 水筒
  • 携帯用バッテリー
  • シートクッション
  • 洗車用シューズ
  • アイマスク



たくさんありますが、この中から気になる物はぜひ試してみてください。

-タクシードライバーの実務