タクシー転職のノウハウ

新卒でタクシードライバーになるのはアリ?現役ドライバーが解説

タクシー業界へ転職を考えている人
タクシー業界へ転職を考えている人

「新卒でタクシードライバーを目指すのは辞めておいたほうがいいの?」
「実際にドライバーやっている人はどう思いますか?」




本記事では、上記のようなお悩みを解決していきます。



✔️ この記事を読むと分かること

  • 新卒でタクシードライバーになるのはアリかどうか
  • 新卒でタクシードライバーなるのをおすすめできるタイプの人
  • 新卒でタクシードライバーになるために必要なこと



✔️ この記事の信頼性

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この記事を書いているわたしは、タクシー歴5年の現役ドライバーです。

タクシードライバーになる前はアパレル販売員をやっていて、転職経験は5回ほど。

工場勤務から事務員、接客業など人生経験はそれなりにあります。



結論から言うと、新卒でタクシードライバーになるのは、アリだとわたしは考えています。

ただし、タクシードライバーになるメリットとデメリット両方を理解していることが前提です。

これから、新卒でタクシードライバーになるのがアリな理由と、タクシードライバーになるメリット・デメリットを解説していきます。

タクシードライバーになるメリットとデメリットを知ったうえで、それでもやってみたいと思うかたは、ご自身の判断で就職を決めてください。そのための判断材料になれば幸いです。


未経験者からタクシードライバーへの転職をお考えのかたには、こちらの記事が参考になります。

現役ドライバーであるわたしが、失敗しないための転職方法を解説。

>>未経験からタクシードライバーへ転職する方法。現役ドライバーが解説

新卒でタクシードライバーになるのはアリ?

新卒でタクシードライバーになるのは、一つの選択としてアリです。

ただし、タクシードライバーの仕事を理解していることが前提です。

理由は、タクシードライバーになってから、後悔することになりかねないからですね。

タクシードライバーの仕事を理解したうえでなるのはアリ

新卒でタクシードライバーになりたい人は、まずはこの仕事のメリットとデメリットを理解することから始めましょう。

メリットとデメリットを知らないままタクシードライバーになってしまうと、後悔することになりかねないからです。

これから、新卒でタクシードライバーになるメリットとデメリットを解説していきます。

新卒でタクシードライバーになるメリット

新卒でタクシードライバーになるメリットは、4つあります。

  • 2種免許がとれる
  • タクシードライバーのスキルが身につく
  • 新卒者はキャリアの選択肢が広い
  • 人生の選択肢が増える


しょうた
しょうた

これからこの4つのメリットについて解説していきます。

種免許がとれる

タクシードライバーになるためには、2種免許が必要です。

2種免許とは運転免許の一つですが、バスやタクシーなどでお客さまを乗せて運転するために必要な免許ですね。

最近は、2種免許をとらせてくれるタクシー会社が多くなっています。

具体的には、2種免許をとるための費用が免除され、自動車学校に通う期間の日給が支給されるタクシー会社が多いです。

注意点としては、2種免許費用が免除される条件がある場合です。

例えば、「2年間連続勤務すること」が条件になっていて、2年経たずに辞めてしまうと会社から費用が請求されます。

就職を決める前にタクシー会社に確認しましょう。

タクシードライバーのスキルが身につく

タクシードライバーを続けると身につくスキルは、地理と安全運転。

タクシードライバーを続けるためには、地理と安全運転のスキルが必要不可欠だからですね。

タクシー業界では、未経験でもタクシードライバーとしてひとり立ちできるよう、新人教育に力を入れているタクシー会社が多いです。

研修で学んだことを、現場で実践していくことで、地理や安全運転のスキルが身につきます。

新卒者はキャリアの選択肢が広

新卒者はキャリアの選択肢が広がる傾向があります。

理由としては、タクシー業界は人材の高齢化で、将来的に活躍できる若い人材が欲しいからですね。

実際に大手タクシー会社のなかには、新卒者の採用枠を設けている会社もあります。

例えば、タクシー会社でのキャリアを積む選択肢としては、次のようなものがあるようです。

  • ドライバーとしての専門職
  • 管理職
  • 配車センター
  • 採用部門



会社の規模が大きくなるほど、部署が分かれており、ドライバー以外にも様ざまな人材が必要とされています。

やってみたくても年齢制限がある部署もあるため、新卒者には有利です。

ドライバーとして経験を積んだのち、管理職に上がっていくという流れもあります。

人生の選択肢が広がる

タクシードライバーを経験していると、人生の選択肢が広がります。

タクシードライバーから他の業界へ転職したとしても、戻りやすいのがタクシー業界だからです。

実際にわたしの周りでも、タクシードライバーからデリバリーショップを立ち上げた人がいます。

その方は、「独立で失敗したら、またタクシーに戻ればいい」と言っていました。

タクシー会社にもよりますが、わたしの会社の管理職は辞めた人に対して「また戻りたくなったら戻ってきな」と言っています。

タクシードライバーを経験しておくと、別の業界へチャレンジして失敗してもタクシーに戻れる、という保険ができるわけです。

タクシードライバーにいつでも戻れるという選択肢があると、新しいことにもチャレンジしやすいでしょう。

新卒でタクシードライバーになるデメリット

新卒でタクシードライバーになるデメリットは、下の4つです。

  • 合わないと続きにくい
  • 事故や犯罪にあうリスクがある
  • 長く続けていると、他の業界へ転職しにくくなる
  • 将来的に自動運転技術によって、ドライバーがいらなくなる可能性がある


これから、この4つのデメリットについて解説していきます。

合わないと続きにくい

タクシードライバーは、合わないと続きにくい仕事です。

特に職業経験が少ない新卒者は、イメージと実際のギャップで続けにくいかと。

わたしはこれまでに辞めていく新人さんを何人も見てきました。

  • 地理が覚えられない
  • お客さまトラブルがトラウマになる
  • 事故を起こす
  • 思ったほど稼げない


上記は、新人ドライバーがぶつかり易い壁です。

もちろん、壁を乗り越えてタクシードライバーを続けている人もたくさんいます。

しかし、そもそもタクシードライバーが合わないと、辞めていきやすいのも事実。

実際にやってみないと分からない部分はありますが、まずはタクシードライバーのデメリットを理解することが大切です。

事故や犯罪に合うリスクがある

タクシードライバーを続けている限り、事故や犯罪に合うリスクがあります。

タクシードライバーは、一回の乗務での走行距離が150〜350km程度と長く、一般ドライバーに比べても事故のリスクが高いと言えるでしょう。

安全への意識を高く持つことで、事故を起こす可能性は減らせますが、追突などのもらい事故を含めリスクがゼロになることはありません。

タクシードライバーの給料は歩合制が基本なので、ケガで働けなると収入が減ってしまう恐れもあります。

また、タクシーに乗ってくるお客さまとは密室で同じ時間を過ごすことに…

タクシーには防犯カメラや防犯ボードなどの対策はされていますが、犯罪に合うリスクもゼロではありません。

タクシードライバーには事故と犯罪にあうリスクがあることを、分かっておくことが必要です。



タクシーの防犯対策について詳しく知りたい方には、こちらの記事が参考になります。

>>タクシーで実際に行われている防犯対策とは?現役のタクシー運転手が解説。

長く続けていると、他の業種へ転職しにくくなる

タクシードライバーを長く続けていると、ドライバー以外の職種には転職しにくくなります。

タクシードライバーを続けていると安全運転や地理のスキルが身につきますが、ドライバーの仕事以外には活かしにくいからです。

実際にわたしの周りで辞めていく人の転職先として多いのは、下記のとおりです。

  • 他のタクシー会社
  • 前やっていた仕事
  • 独立



自分でお店を出した人はいますが、あとは同業か経験がある職業へ戻った人が多いです。

新たに他の業種にチャレンジした人は少ない印象。

タクシードライバーになった後で合わないと感じたら、早めに他の職業を考えておくことが必要かと。

タクシードライバーを続けるとしても、資格をとることやパソコンなど他のスキルを身につけておくほうが、将来的に安心でしょう。

将来的に自動運転技術によって、ドライバーがいらなくなる可能性がある

タクシードライバーの仕事は、自動運転技術が発達するとなくなると言われています。

あくまでも個人的な見解ですが、自動運転技術によってタクシードライバーの仕事がなくなるまでには、まだ10年くらいかかると考えています。

自動運転技術がタクシードライバーの仕事を代替するまでの課題は、次のとおり。

  • 待ち合わせ場所が細い生活道路にある場合
  • 足腰が弱い利用者へのサポート
  • 予想できない動きをする他の交通への対応
  • A Iには譲い合いの精神を持ちにくい



タクシードライバーを5年間やっているわたしは、待ち合わせ先のご自宅が細い生活道路にあり、何度も車を降りて車幅を確認しながらやっと通り抜けれたという経験があります。

またタクシーは、体が不自由な方が利用されることが多く、車イスからタクシーに乗るときなど乗降のサポートが必要不可欠です。

AIは機械的に判断するため、優先道路を走っていて左側から車が近づいてきても、そのまま走っていくと聞いたことがあります。

人間の運転手なら、左から一時停止しない車や自転車がきたら、止まるか徐行することができます。

現段階のAIでは、機会的な判断しかできず、予想不能な自体に対応することや、譲るという感覚を持つことは難しいのではないでしょうか。

以上のことからわたしは、自動運転技術によってタクシードライバーの仕事がなくなるには、あと10年はかかると考えています。

新卒でタクシードライバーになるべき人

タクシードライバーになるべき人は、次の3つのタイプの人です。

  • 入社後のキャリアプランがある人
  • 夢を叶える準備期間としてタクシードライバーをやりたい人
  • タクシードライバーの仕事が天職だと思える人
しょうた
しょうた

タクシードライバーなるデメリットを知ったうえで、タクシードライバーになりたい人。

その中でも、上記のタイプにあてはまる人にはタクシードライバーはおすすめです。

タクシー会社に入社後のキャリアプランがある人

タクシー会社に入社後のキャリアプランがある人は、目標に向けてモチベーションが維持しやすいです。

特に大手タクシーは、業務範囲が広いこともあり、様ざまな活躍の場があることが多くなっています。

タクシー業務のなかでも、観光タクシーや介護タクシーといったように、より専門性が高いドライバー職があるようです。

新卒や若い方であれば、管理職や採用担当などドライバー以外のキャリアへの道も開けている傾向もあります。

どのキャリアへ進む場合も、まずはドライバーの経験を積んでからという場合が多いです。

キャリアプランがあれば、少々大変なときも目標に向かって取り組めるでしょう。

夢を叶える準備期間としてタクシードライバーをやりたい人

将来の夢を叶えるための準備期間にタクシードライバーをやるのはおすすめです。

タクシードライバーは勤務時間が日勤でも10時間ていどと長いものの、仕事とプライベートで分けやすいからですね。

タクシードライバーは仕事の性質上、家に仕事を持ち帰ることができません。

実際にわたしも、勤務を終えて家に帰ると、仕事のことは考えずに好きなことに集中できています。

タクシー会社には色んな人がいますが、職場の人に詮索されることはあまりないでしょう。

夢を叶えるための準備をしながらタクシードライバーをやるのは、一つの方法です。

タクシードライバーの仕事を天職だと思える人

タクシードライバーのデメリットを知ったうえで、「自分にとってタクシードライバーは天職だ!」と思える人は、やってみるべきです。

タクシードライバーには向き不向きがありますが、次のタイプの人は向いている可能性が高いです。

  • 運転が好きな人
  • 接客が好きな人
  • 個人プレーの仕事がやりたい人


実際にわたしは、上記の3つ全てに当てはまり、この仕事が天職だと感じています。

タクシードライバーになって後悔していることはありますが、この仕事を5年間続けてこれました。



タクシードライバーの実際のところについて詳しく知りたいかたは、こちらの記事をご覧ください。

>>タクシー転職で後悔している6つのこと【現役ドライバーの実体験】

新卒でタクシードライバーになるために必要なこと

新卒でタクシードライバーになるために必要なことは大きく分けて次の3つです。

  • 2種免許を取得する
  • 地理試験に合格
  • タクシー会社の研修を修了する

種免許を取得する

タクシー会社に入社すると自動車学校に通いますが、2種免許を取得するため費用は免除されることが多くなっています。

2種免許費用が免除される条件として、例えば「2年間連続勤務すること」などと決まっているタクシー会社もあり注意が必要です。

2種免許試験を受験できる条件は下記のとおりです。

現行法
  • 21歳以上であること。
  • 普通一種免許を持っていて、運転歴3年以上



現行法では上記の条件ですが、ドライバー不足のため、今後は条件が緩和されるみとおしです。

改正後
  • 19歳以上であること
  • 普通一種免許を持っていて、運転歴1年以上


2022年までには、施行される予定です。

しょうた
しょうた

改正されると、18歳で1種免許をとってから1年の運転歴があればいいので、最小で19歳から2種免許試験を受けられることになります。



わたしが2種免許をとったときの体験談が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

>>二種免許を持っていなくても、タクシーに転職できる。会社が費用を負担してくれる。

地理試験に合格する

タクシードライバーになるためには、タクシー協会が行なっている地理試験に合格しなければなりません。

出題内容は営業圏によってさまざまですが、道路の名前、交差点、ランドマークなどが問われます。

タクシー会社によっては、研修で試験対策していることもあるようです。

わたしが実際に地理試験を受けた感想としては、勉強していれば合格できる内容だと感じました。

地方のかたが都心に出てタクシードライバーをやる場合でも、試験勉強すれば合格は十分可能かと。

地理試験が心配なかたは、研修で地理を教えてもらえるタクシー会社を選ぶと安心ですね。

研修については、タクシー会社によって様ざまです。

大手タクシー会社のほうが研修に力を入れていることが多く、地理試験対策もカリキュラムに含まれていることもあります。

中小タクシー会社のなかには、研修がほとんどない会社もあるようです。

タクシー会社の研修を修了する

研修では、タクシードライバーとして営業に必要な基礎を身につけるために行われています。

研修内容はタクシー会社によって異なり、大手タクシー会社のほうが力を入れている傾向があるかと。

タクシー会社の研修は大きく分けて、研修センターでの研修と、各事業所へ配属後の研修とがあります。

それぞれの研修内容は、次のとおりです。

研修内容期間
研修センター安全運転、法令、接客マナー、地理、ナビ操作、機器の操作1~2週間程度
各事業所へ配属後同乗研修3~7日程度


研修センターでは、講義形式で接客や機器の操作などを学ぶほかに、実際に車に乗って地理や運転を学びます。

研修センターのカリキュラムを修了すると、いよいよ各事業所へと配属です。

事業所に配属された後は、同乗研修が行われます。

同乗研修とは、先輩ドライバーが一緒にタクシーに乗り、実際に営業しながら行う研修です。

実際に営業しながら運転や接客、地理などを先輩ドライバーが確認してくれます。

流し方や乗車が多いポイントなどより実践的なことを教われるのも、同乗研修ならではです。

このときに、お客への対応の仕方や、休憩場所など気になっていることを聞くことも大切ですね。


同乗研修が終わると、晴れてタクシードライバーとしての乗務が始まります。

まとめ

新卒でタクシードライバーになるのは、一つの選択肢としてアリです。

ただし、タクシードライバーになるメリットとデメリット両方を理解したうえで、タクシードライバーになりたい人に限ります。

タクシードライバーになるメリットは次のとおりです。

  • 2種免許がとれる
  • タクシードライバーのスキルが身につく
  • 新卒者はキャリアの選択肢が広い
  • 人生の選択肢が増える


タクシードライバーという仕事を通じて、スキルや人生経験が積めます。

タクシー業界は一度離れても戻りやすい業界なので、タクシーから新たな分野へチャレンジする際に、失敗したらタクシーに戻ってこれるという保険にもなるでしょう。



タクシードライバーになるデメリットは次のとおりです。

  • 合わないと続きにくい
  • 事故や犯罪にあうリスクがある
  • 長く続けていると、他の業界へ転職しにくくなる
  • 将来的に自動運転技術によって、ドライバーがいらなくなる可能性がある



これからタクシー業界に就職する人にとって、自動運転技術によって将来的にタクシードライバーがいらなくなることは大きな懸念材料でしょう。

あくまでもわたしの個人的な見解ですが、自動運転技術がタクシードライバーの仕事を代替するまでには、まだ10年くらいはかかると考えています。

いまは、一昔前とは違い終身雇用という概念すら失われている。

一つの企業にとどまるよりも、自分の市場価値を高めるために積極的に転職することが必要とされる時代です。

就職して3年後に別の業界に移る人にとっては、自動運転技術が関係してくることは少ないでしょう。

新卒でタクシー業界になるために必要なことは、大きく分けて3つあります。

  • 2種免許を取得する
  • 地理試験に合格
  • タクシー会社の研修を修了する


実は、この3つの難易度を下げる簡単な方法があります。

それは、未経験者へのサポートが手厚いタクシー会社を選ぶことです。

大手タクシー会社のほうが未経験者へのサポートが手厚く、新卒者に対しても2種免許取得費用の免除や、地理試験対策などの研修も充実しています。

こちらの記事では、現役ドライバーであるわたしが希望条件にあったタクシー会社を選ぶための方法を解説しています。良かったら、読んでみてください。

>>未経験からタクシードライバーへ転職する方法。現役ドライバーが解説


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