
「50代でもタクシーに転職することはできるのかな?」
「中高年だけど、タクシー運転手になってやっていけるのか知りたい」
この記事を読むと分かること
50代の転職者にタクシー運転手がオススメな理由が分かる。
この記事の信頼性

この記事を書いている私は、現役のタクシー運転手として働いています。私は未経験でタクシーに転職をして、現在5年目。
私の営業所でも50代の方がたくさん転職してきています。この記事では、実際にタクシー運転手として働いている私がドライバーからの目線で、50代年の方にタクシー運転手がオススメな理由を解説しています。
①タクシー運転手は年齢関係なく転職できる

タクシー運転手は未経験でもなることができ、しかも年齢制限がありません。
一般的にほとんどの職業で転職する際には、年齢制限があり、50代を超えるとなかなか転職先が見つからないことが多いと思いますが、タクシー運転手になる際にはそのような心配はありませんね。
②未経験で地理が分からない状態でもタクシー運転手になれる

またタクシードライバーは、未経験者で地理が分からなくてもなることができます。
一般的に転職をする際に、一定のスキルや職歴などが必要になると思いますが、タクシーに関してはそういったスキルや職歴などはほとんど関係ないといってよいでしょう。
2種免許取得費用は会社が負担してくれる
2種免許については、入社するときに会社が取らせてくれます。2種免許取得に必要な費用も会社が負担してくれることが多いのですね。
わたしの場合は、2種免許の取得のための費用は会社が負担してくれて、自動車学校に通う期間の給料も支給されました。
転職する前はお金に余裕がなかったため、大変ありがたかったのを覚えています。
このように2種免許の費用は会社が負担してくれることが多いですが、3年間勤務することなどといった条件がある場合があるので、注意が必要です。
入社後の研修で地理を勉強することができる
2種免許試験に合格した後、ひとりで乗り始めるまでの間に研修所などで地理の勉強をさせてもらえるタクシー会社が多いでしょう。
わたしが所属する会社では、ひとり乗りが始まる前に約2週間会社の研修センターに通い、地理の勉強を始めタクシーで使う機器の研修や、運転の指導をうけました。
このようなひとり乗り前の研修期間をもうけているタクシー会社は多いと思います。
たとえタクシー未経験で入社したとしても、研修で一から教えてもらえるため、安心してタクシー運転手になることができますね。
③タクシー運転手の平均年齢が高い

タクシードライバーの平均年齢は、60.1歳と言われています。
実際にわたしの営業所でも、50代のタクシードライバーは多いですね。
わたしの知っているタクシー運転手は、60歳で一度会社を辞めたあとで、アルバイトいう形で再雇用されタクシードライバーを続けていた人もいます。
このように、タクシー運転手は歳をとっても長く続けることができる職業だと言うことができるでしょう。
④寮があるタクシー会社もある

タクシー会社の中には寮がある会社もあります。
寮があると、その寮に生活しながら働くことができるので、50代の単身者には重宝するかと思います。
寮だと家賃が安いことが多く、生活費もかなり抑えられるでしょう。
タクシー会社に寮が多い背景としては、タクシー業界は人手不足なので、県外に向けても積極的に求人を出していることがあります。
そのため県外から単身者が働きにきても住むところに困らないように、寮が整備されているようですね。
年をとり配偶者と生き別れてしまい単身になった方でも、このような寮があれば安心して生活ができるでしょう。
⑤タクシー運転手はこれまでの人生経験が役に立つ

日々タクシーに乗っているわたし自身が感じることですが、タクシーに乗ってこられるお客さまは、ご高齢のお客さまから若いお客さま(ときには児童も乗ってきます)まで多種多様な方が乗ってこられます。
タクシー運転手は乗ってこられるお客さまに応じた対応が求められます。
例えば、ご高齢のお客さまにはお体を気遣いながら寄り添うような対応、急ぎのビジネスマンにはテキパキとした対応が求められるでしょう。
深夜の営業をしていると、ときには泥酔したお客さまも乗ってこられますが、中には一筋縄ではいかないお客さまも。
このように、様々なお客さまが乗ってこられるタクシーですが、お客さまに合わせた接客を行うために必要なのは人間力です。
酸いも甘いも嚙み分けた中高年者だからこそできる接客があり、そのような接客ができることは、タクシー運転手をするうえでとても有利だとわたしは思います。
50代でこれからタクシーに転職される方は、ぜひこれまでの人生経験を生かしてタクシー運転手として活躍して頂きたいですね。
⑥タクシー運転手は休憩をいつとっても良い

タクシー運転手は乗務中いつでも休憩をとって良いです。
50代になると持病をお持ちだったり、体に無理をすることができないと思います。
そういった面でタクシー運転手の仕事は、休憩をいつでも自由にとることができ、自分のペースで仕事をすることができるので、体の調子に合わせて無理なく働くことができます。
タクシー会社としても、体に無理をかけて働いて事故をしてしまっては大変な損害になるため、休憩をとることが推奨されています。
タクシー運転手には労働基準法上の労働時間が8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩時間をとる規定が適用されます。
まとめ

タクシー運転手の仕事は、50代の転職者に非常に適した職業であることがお分かり頂けたかと思います。
タクシー運転手には年齢や経験を問わず転職することができ、県外の単身者であっても寮を備えた会社であれば、敷居はさらに低くなるでしょう。
また、これまでの人生経験を活かしながら、自分のペースで無理なく働くことができます。
タクシーへ転職する方法については、こちらの記事で具体的に解説しています。
タクシーへの転職を成功させる方法を、実際にタクシーに転職した私がオススメするタクシーの転職方法です。