待遇と環境

タクシーへの転職に年齢は関係ない。その理由を現役ドライバーが解説

投稿日:2020年10月19日 更新日:

(この記事は2020.10.23に公開されました。)

タクシーに転職を考えている人
タクシーに転職を考えている人

「タクシーに転職したいけど、年齢はだいじょうぶかな?」

「未経験で年齢もいっているけど、タクシーに転職できるかな?」

この記事を読むと分かること

タクシーは年齢関係なく転職することができる理由がわかる。

年齢ごとの、タクシーに転職するさいに注意すべきポイントがわかる。

この記事の信頼性

しょうた
しょうた

この記事を書いているわたしは、タクシー運転手になり5年目の現役ドライバーです。

わたしが所属するタクシー会社では、50歳以上や、20代などさまざまな年齢の方々が転職してきています。

この記事では、わたし自身の実体験をふまえて、タクシーは年齢関係なく幅広い人が転職できることを解説しています。

タクシーに転職するさいの注意点を年齢ごとに説明しているので、良かったら参考にしてみてください。

タクシーへの転職に年齢は関係ない

タクシーへの転職に年齢は関係ない理由の一つに、中高年をすぎてもタクシーに転職できることがあげられます。

タクシー運転手の平均年齢は60.1歳(平成30年)です。

タクシーほど平均年齢が高い職業は他にはないのではないでしょうか。

わたしが所属しているタクシー会社では、50代を過ぎて転職してこられるかたも、沢山います。

このようにタクシーは、高齢のドライバーがやっているイメージが強いと思います。

ですが最近ではタクシー業界は若返り化をはかっており、新卒など若い人を積極的に採用しているタクシー会社も多くなっているようです。

タクシーの平均年収

タクシー運転手の平均年収は332万円(平成29年)です。新卒の平均年収は300万円以下と言われており、タクシー運転手のほうが新卒の平均年収よりも高いことがわかります。

タクシー運転手の給料はとくに若い方には魅力的であるということができますね。

参考までに各都市のタクシー運転手の平均年収をのせておきます。タクシー運転手の平均年収は地方よりも大都市のほうが高い傾向。

2017年
  • 東京都  417万円
  • 神奈川県 379万円
  • 大阪府  347万円
  • 兵庫県  303万円
  • 愛知県  377万
  • 全国平均 332万円

寮があるタクシー会社も多い

タクシー会社は寮を備えている場合が多いです。

タクシー業界は慢性的な人材不足で、他県からも積極的に転職者を引っ張ってきています。

わたしが所属するタクシー会社の採用担当者も定期的に他県へ出向いて、他県からの人材を確保することに力を入れています。

タクシー会社では他県から単身者が転職してきても、住むところに困らないように寮を備えているわけです。

他県からの転職者に限らず、転職した直後は経済的に余裕がない場合が多いため、寮があるということは非常に助かりますよね。

2種免許は会社が取らせてくれる

タクシーへの転職を考えている人が、最初に考えることはおそらく、2種免許についてだと思います。

タクシーをやるには2種免許が必要になりますが、この2種免許は転職するときにタクシー会社がとらせてくれます。

わたしが所属するタクシー会社では、2種免許取得のための費用を負担してくれるほか、自動車学校に通う期間の日給が支給されました。

わたしはタクシーをやる前に勤めていた会社を辞めてすぐに自動車学校に通い始めましたが、このような2種免許の費用が免除され、自動車学校に通う期間日給がもらえる制度があったおかげで、タクシーに乗り始めるまでの期間も生活に困ることがなく、大変助かったのを覚えています。

タクシーは未経験で転職できる

2種免許を取得したあと、タクシーに一人で乗り始めるまでの期間に研修を受けることができるタクシー会社が多いです。

わたしが所属するタクシー会社では、2種免許を取得した後、研修センターに約2週間通いました。

研修センターでは、地理や、タクシーで用いる機材の操作や接遇など様々なことを勉強します。

研修センターがあるおかげで、未経験でタクシーに転職しても、タクシーに必要な技術や知識をひととおり身に着けることができます。

なので、タクシー未経験のかたでも安心して転職することができますね。

法的にタクシー運転手として働ける年齢

タクシー運転手として働ける年齢については、法的に定められていません。

タクシー運転手として働ける気力や体力と、運転に支障がない判断力が続くかぎりは、働くことができます。

タクシーは健康と怪我などがないように気をつけていれば、長く続けていくことができるでしょう。

50代以上の転職先にタクシーが向いている

わたしが所属するタクシー会社では、50代以上のドライバーがたくさんいます。

なぜタクシーは50代以上の転職に向いているのでしょうか?

その理由について、これから説明していきます。

50代以上の転職先にタクシーが向いている理由

50代以上の転職先にタクシーが向いている理由はつぎのとおりです。

  • 自分の体力にあわせて仕事のペース配分をしたり、休憩を自由にとることができる。
  • 法的な年齢制限がなく、長い期間働くことができる。
  • タクシー運転手は自分の営業にのみ責任を持てばよく、一般の役職つきのサラリーマンに比べて精神的に楽。
  • タクシーは様々なお客さまが乗られるため、お客さま応対でこれまでの人生経験を生かすことができる。

定年後も働くことができる

タクシー運転手は年齢について法的な定めがなく、定年後も続けることができます。

わたしの知り合いのタクシー運転手は、60歳まで正規雇用でタクシー運転手として働いて、60歳になって一度退職してすぐに再雇用され、その後は嘱託としてタクシー運転手を続けていました。

属託になると、正規雇用でタクシー運転手をしていたときに比べて、休みが増えてより体に負担が少なくなります。

70歳を過ぎても嘱託でタクシー運転手を続けているようなかたもいらっしゃいます。

50代以上がタクシーに転職するときの注意点とは

50代以上の人がタクシーに転職するときに注意したほうが良いことは、次のとおりです。

  • 昼間に寝れない人や、夜間に乱視などで目が見えづらい人が夜勤を選ぶのは要注意。
  • 健康管理気を配り、持病に注意する。

タクシー運転手は様々な勤務形態がありますが、自分の体にあった勤務形態を選ぶことが大切です。

夜勤は収入が上がりやすい勤務形態ですが、昼間に眠ることができない人が夜勤を選んでしまうと、勤務中に眠たくなって、居眠り運転などの事故に繋がる恐れがあります。

乱視などで夜間目が見えづらいかたについては、夜間運転は誰でも見にくく、自転車や信号の見落としに繋がるため、注意が必要です。

タクシー運転手は年齢を重ねるにしたがい、病気のリスクが高くなります。

わたしの周りで多い病気は、脳梗塞ですタクシー運転手は健康でないと仕事を続けることができません。

食生活や睡眠時間を十分にとることなど、普段からの健康管理が非常に重要ですね。

さいきんは20代の採用が増えてきている

現在タクシー業界では、若返り化をするために、若い人を積極的に採用しているタクシー会社が多くなっています。

わたしが所属するタクシー会社でも、20代や30代の人が最近たくさん入社してきました。

タクシー運転手になるために必要な2種免許に関しても、今後は年齢制限が引き下げられるようです。

2020年現在、道路交通法では年齢が21歳以上と定められたいますが、2022年までに19歳以上に引き下げられる予定です。

このようなことを踏まえて、今後はさらにタクシー業界の若返りが進んでいくでしょう。

若い人にタクシーへの転職が向いている理由

若い人にタクシーへの転職が向いている理由は、つぎのとおりです。

  • 新卒の平均年収に比べて、タクシーの平均年収のほうが高い。
  • 体力面で若い人のほうが有利。
  • 働ける年数が長いため、将来管理職を目指す人に有利。

新卒の平均年収は、300万円を下回ると言われています。

それに比べて、タクシーの平均年収は332万円(2017年)と、新卒の平均年収に比べて高くなっています。

またタクシーの給料体系は歩合制が基本になっているため、売上げが高ければ高いほど、たくさん給料がもらえます。

タクシー運転手の給料が歩合制であることは、体力がある若い人にとって稼ぎ易いと言うこともできるでしょう。

若い人がタクシーに転職した場合、定年までに何十年もあります。

タクシー業界は若返りをはかってはいますが、タクシー運転手の平均年齢は60.1歳(平成30年)と高く、内勤の管理職にいたっても年齢が高くこれから定年を迎えるかたが沢山いらっしゃいます。

このため、タクシー会社の管理職を目指すかたにとって、若いということはそれだけで非常に強い武器になるのですね。

管理職を定年まで勤め上げたかたは、定年後タクシー運転手として働くかたもいらっしゃいますよ。

若い人がタクシーに転職するときの注意点とは

  • 運転歴が浅いため事故に注意する。
  • お客さま対応に注意する。
  • 軽い気持ちでタクシー運転手になると続かない場合がある。

若い人は高齢ドライバーに比べて、運転歴が短いことは仕方のないことです。

タクシー運転手は入社して1年以内の新人に事故が多い傾向があります。

なので特に若い人は、事故を起こさない意識が必要です。

タクシーは、普通の乗用車を運転しているのとは違い、お客さまを探しながら流しをしたり、お客さまの要望でものすごく狭い道に入ることがあります。

若い人は新人のころに事故を起こしてしまったとしても、それを経験としてとらえ二度と同じような事故を起こさない意識が大切でしょう。

若い人でこれまでに接客の経験がないかたは、タクシーでのお客さま対応に注意が必要です。

タクシーはときには対応に注意が必要なお客さまや、お酒をのんで泥酔して乗ってこられるお客さまもいるため、若い人は対応にこまる場面があるかも。

タクシー会社を選ぶさいには、ひとり乗り前に行う新人研修がしっかりと行われているタクシー会社を選ぶと良いでしょう。

若い人は軽い気持ちでタクシーに転職してしまうと、続かない場合があります。

これまでにわたしは、入社して数ヶ月で辞めてしまった若い人を何度か見てきています。

そのような人達が辞める前に言っていたことは、「タクシーが思ったより大変だった」です。

タクシーの仕事は、ひとりで自由に営業できますし、やればやっただけ給料が貰える歩合制も魅力的だと思いますが、大変な面もあります。

まずはタクシー運転手が実際どのような仕事なのかを理解して、転職することをおすすめします。

タクシー運転手の仕事内容については、こちらの記事で詳しく解説しています。良かったら参考にしてみてください。

まとめ

タクシー運転手には、若い人から高齢の人まで幅広い人が転職することができます。

年齢によってタクシーに転職する強みや、注意点があります。この記事で説明している注意点について気をつけて頂ければ、それぞれの年代の強みを生かして働くことができ、大変魅力的な職業であることが言えると思います。

この記事を読んで、タクシーへの転職について興味を持たれたかたは、当ブログ内でタクシー運転手についていろんな側面から解説していますので、読んで参考にしていただければ幸いです。

タクシー運転手に転職する方法については、こちらの記事で具体的に説明しています。

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